「見て覚えろ」以外の溶接技能伝承法 ハイスピードカメラ活用 ポリテクセンター君津(溶接ニュース2024年7月16日付より)
職業能力開発促進センター(ポリテクセンター)では、職業訓練プログラムの一環として溶接の教育を行っている。いわば、溶接技能の伝承回数が多い。今回のWelding Mateでは、千葉県にあるポリテクセンター君津での、溶接可視化カメラを使った溶接技能伝承の現場を取材した。
物語りの世界では、最大のライバルが手を結ぶ時、多くの場合、より高い壁を越えることができる。そんな可能性を信じてみたくなるのが東京溶接界における津覇車輌工業と日鉄溶接工業だ。今回のWelding Mateでは、東京の溶接界を2分する程の実力を持つ2社による合同練習会を紹介する。
パイプと一口に言っても道路の下などに埋まっている上下水道やガス管など大口径の導管から、プラント機器に接続され工場内を縦横無尽に走る工場配管まで様々な種類がある。そんな多種多様なパイプ製造を行っているのが大阪府岸和田市に本社を構える(株)内藤工機だ。同社のものづくりや、自動化への取り組みなどを取材した。
(一社)東京都溶接協会が開催する高校生向け溶接研修イベント「夏フェス」。キャッチーなネーミングで、多くの学生を集めるこのイベントだが、コロナウイルスの影響で5年ぶりの実施となる。 今回のWelding Mateでは、数々の溶接士の卵が生んできた、この夏フェスを紹介する。
溶接は習熟するまでに期間を要する技能のため、営業や設計といった他部署は「触れたことがない」場合も多い。そんな中、東京都八王子市の葵製作所では、製造スタッフはもちろん、事務職も営業職も溶接を学ぶ機会を作っている。今回のWelding Mateでは同社の営業部で「溶接の経験を生かして」働く阿久津千夏さんに話を聞いた。
長い夏休みには「自由研究」や「自由工作」の宿題が出ていた人も多いのではないだろうか。今回のWelding Mateでは、群馬県の小学生を対象とした「溶接を使った夏休みの工作」についての取り組みを紹介する。
溶接作業において、勘所が重要視される理由の1つは、「強いアーク光で視認できないこと」が大きい。そのため、特に量産製品を手掛ける事業所では「溶接を可視化する」ことが長年の課題だった。今回のWelding Mateでは、この可視化に独自の方法で立ち向かうカトウ光研(株)の技術を紹介する。
今回のWelding Mateでは、溶接と切っても切り離せない「ガス」のスペシャリストを紹介する。パリオリンピックでも大活躍した聖火リレーのトーチを製造した日本企業、新富士バーナーと、そのトーチが魅せた「消えない火」の技術は、今なお世界中から注目を集めている。
溶材商社を中心とした関東を代表する溶接関連企業の2世・3世で構成する東京JEM会(代表幹事、吉川大介・吉川金属工業社長)。同会は8月3日に、1年に1度の会員家族を交えた「ファミリー会」を開催。今回のWelding Mateでは、笑顔と笑い声に包まれた夏のイベントを取材した。
人手不足を課題とする多くの溶接事業所にとって、喫緊の課題である作業自動化・効率化。今回のWelding Mateでは、最大200%までバーリング加工の生産効率を高めたという、北海道内外で活躍する石狩市の配管溶接のスペシャリスト(有)平山設備を取材した。
第60回群馬県溶接コンクールに出場し、見事制したのは、プラント機器製作・建設に定評のある(株)上備製作所の山口和紀さんだ。今回のWelding Mateでは、山口さんに、溶接士になった理由や、共に技能を研鑽するお兄さんとのエピソード、将来の夢などについて話しを聞いた。