溶接ニュース2026年5月19日付【第3627号】
溶接ニュース2026年5月19日付【第3627号】
■25年度鉄骨需要量、4年連続減少、342万㌧
国土交通省の建築着工統計を基に試算した2025年度通期(25年4月―26年3月)の推定鉄骨需要量は前年比6・4%減の342万490㌧と4年連続で減少し、3年連続で400万㌧を割り込んだ。需要低迷の長期化により多くのファブが仕事量確保に苦慮しており、厳しい経営環境が続いている。暦年計に続いて年度計でも340万㌧台となり、1966年以来の需要量にとどまった前年度をさらに下回る約60年ぶりの歴史的な低水準を記録した。
■髙丸工業、電研と連携で遠隔ロボ進化
システムインテグレータの髙丸工業(兵庫県西宮市、髙丸正社長)は、アルミ加工技術に強みを持つ電研(大阪市生野区、桐島張央社長)と連携により、遠隔ロボットの進化を目指す。髙丸工業が開発する溶接ロボットシステム「ウェルデモート」で使用するセンサ用マーカに電研の技術を生かす。マーカはロボットの座標を補正するもので、PCソフトで作成した教示データをもとにロボットを正確に動作させるために使う。電研はアルミ表面処理を手掛ける会社で、意匠性の高いアルマイト加工や独自の電解研磨技術を強みとする。同社の技術を生かし、課題を解消した新たなマーカを作りたい考えだ。
■特集・ステンレス鋼
さびや腐食、熱といった外部環境に強く、ライフサイクルコストに優れるステンレス鋼。その用途は建築資材、化学プラント設備自動車や航空機の部品、食品用や医療用機器など多岐にわたり、社会インフラを支える重要な役割を担う金属材料の一つだ。近年、カーボンニュートラルの実現に向けて世界的な取り組みが進む中、構造物の長寿命化に貢献するとしてさらなる利用拡大が期待される。
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