溶接ニュース2025年6月24日付【第3584号】

溶接・接合、切断ニュース
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溶接ニュース2025年6月24日付【第3584号】

■鹿島建設、海上作業を大幅に省力化する「クロスパイルピア工法」を開発
 鹿島建設はこのほど、海上における斜杭式の桟橋およびドルフィン(沖合に設置される複数の独立した構造物からなる係留施設)の構築方法として、上部工のフルプレキャスト化により海上作業を大幅に省力化する「クロスパイルピア工法」を開発した。同工法では接合管挿入後のシムプレートの接合には溶接が適用されており、海上工事の期間短縮、生産性および安全性の向上や環境負荷の低減など多くのメリットが期待される。同工法は、沿岸技術研究センターの「港湾関連民間技術の確認審査・評価事業」の評価証(第24005号)を取得している。

■焦点=日本一の溶接士のその後を追う/石井智裕さん(ウェルストーン工業)
日本一の溶接士を決める全国溶接技術競技会。この競技会で優勝し、最高の溶接技能を証明した溶接士についての話題は耳にすることも多いが、多くの場合、翌年になると別のナンバーワンの話題が溶接業界を駆け巡る。中でも2023年度の全国競技会では、中小企業でトーチを振るう石井智裕さんが優勝したことが関係者を驚かせた。そこで、石井さんが日本一の溶接士となった後、どのように活動しているのかを取材した。

■日本溶接構造専門学校、新入生特別座談会
 日本溶接構造専門学校(所在地=川崎市川崎区、略称=日構専、及川初彦学校長)は、1977年に日本溶接技術センターの一事業として創立された、。本紙では様々な産業分野で活躍する溶接・検査技術者を輩出してきた同校の生徒による座談会を企画。4月に入学して学校生活にようやく慣れてきたという1年生6人に本校で溶接と非破壊検査を学ぶ意義やその魅力、各自が抱く将来の目標などを語ってもらった。

■特集・溶接現場の安全対策
 溶接作業における安全対策は独特だ。理由としては、溶接は入熱工程があるため難燃性への配慮、強いアーク光を発するために目を守るための遮光用保護具、溶接作業中に発生する溶接ヒュームから肺を守る呼吸用保護具など。本特集では、厚労省の調査をもとにした労働災害の現状とその対策、従業員の安全に配慮した溶接事業所の取り組み、実際に現場で役立っている溶接製品など、包括的に安全対策を把握する。

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