溶接ニュース2025年6月10日付【第3582号】

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溶接ニュース2025年6月10日付【第3582号】

■ムラヤマ、25度の狭開先溶接で競争力向上

 近年、溶接ロボットの進化もあり、多くのファブリケータでは安定した品質の鉄骨を製造できる仕組みが整いつつある。一方で、品質のばらつきがなくなると「他社との差別化が難しくなる」という声も散見される。そんな中、順序だてて少しずつ競争力を高めていき、山形県を代表するファブリケータとなったのがムラヤマ(山形市鋳物町、村山功社長)だ。

■内幸町一丁目街区南地区」が着工

 東京都千代田区内幸町一丁目に延床面積約29万平方㍍、高さ約230㍍の大規模複合ビルを整備する建設プロジェクト「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」が4月1日に着工した。第一生命保険、中央日本土地建物、東京センチュリー、東京電力パワーグリッドおよびTF内幸町特定目的会社が共同で推進し、29年3月に竣工する予定。推定される鉄骨重量は約5万8000㌧で、溶接材料使用量は約2300㌧と見込まれる。

■焦点・企業継承【鈴木製作所(横浜市)~娘が溶接事業所の継承へ】

 人手不足や資材価格の高騰、海外製品との競合、そして経営者としての責任など、中小企業の経営を巡る環境が厳しさを増す中、溶接事業所においても企業継承問題は大きな課題になっている。特に、溶接事業所は、優れた技能を持つ職人を抱えることで成り立っている側面もあるため、職人とのコミュニケーションも欠かせない。こうした中、アルミ溶接を軸に事業を展開する鈴木製作所(横浜市都筑区)の鈴木喜浩社長が、娘である遠藤り加さんへの企業継承を決めたという

■特集・全溶連

 全国高圧ガス溶材組合連合会(全溶連、深尾定男会長)は来る6月12日、名古屋市中村区の名古屋マリオットアソシアホテルで「第82回全溶連大会2025東海」を開催する。東海地区で全溶連大会が開催されるのは09年の第66回大会以来、16年ぶり。運営を担当する東海高圧ガス溶材組合連合会(石川雅一会長=新光酸商社長)では大会の成功に向け現在、着々と受け入れ準備を進めている。

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