電子版ガスメディア2026年8月25日付【第387号】
【電子版ガスメディア8月25日付情報】
■静岡県の産業ガス市場を見る
東西に東海道の主要幹線が走り、東京と名古屋など大都市圏の大消費地に近い静岡県は、2024年の製造品出荷額等が19兆7700億円で全国2位を誇る「ものづくり県」である。富士川と大井川を境に東部、中部、西部の3地域で独自の産業集積を形成し、各地域の産業構造が高圧ガス需要の動向に直結している。足元の市場環境は、主力である自動車や鉄骨、住宅関連の需要減速により、溶接向け炭酸ガスやアセチレン、産業用途での酸素が低調に推移するなど厳しさが残る。こうした中、各社は水素やカーボンニュートラル(CN)対応ガスの新規開拓を加速させるとともに、サービスの対価を反映した価格体系の再構築に力を注ぐ。
岩谷産業は、タイのインドラマと共同で、タイ国内において「FtoPダイレクトリサイクル技術」による使用済みペットボトルを原料とした飲料容器の中間製品の製造を2028年より開始すると発表した。この取り組みは東南アジアでは初になるという。
■古河電工など、グリーンLPGの新合成技術開推進
古河電気工業(古河電工)、アストモスエネルギー、およびSHV Energyはこのほど、グリーンLPガスの新規合成技術の開発に関して、共同開発契約を締結した。同契約はこれまでに3社で取り組んできた畜産由来のバイオガスを原料としたグリーンLPガスの製造技術開発におけるパートナーシップの延長線上に位置付けられる。
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