特殊車両メーカーのNICHIJO、水素を燃料とするロータリ除雪車を開発中

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【電子版ガスメディア2026年6月23日より抜粋】

特殊車両メーカーのNICHIJO

水素を燃料とするロータリ除雪車を開発中

◆ディーゼルエンジンをコンバージョン、実用化へ課題は稼働時間

除雪車などの特殊車両メーカーであるNICHIJO(札幌市手稲区)は現在、水素エンジンを搭載したロータリ除雪車の開発を進めている。

同社は従来より、プラグインハイブリッド型のロータリ除雪車「HTR145PHV」を販売するなど、環境配慮型の特殊車両を手掛けてきた。このほど、カーボンニュートラル社会の実現に貢献する取り組みの一環として、水素エンジン対応の新型車両の開発に着手した。エンジンは水素エンジンの開発を手掛けるスタートアップ企業であるアイラボが既存のディーゼルエンジンを水素仕様にコンバージョン(改造)したものを採用した。スペックは定格出力90kW/2000rpm、最大トルク451Nm/1800rpm。

すでに自社の敷地内などで試作中の車両を用いて走行試験を実施しているが、大きな課題となっているのが「稼働時間」だ。ロータリ除雪車は1時間の除雪で数千トンもの雪を処理するパワーが要求されるケースもあり、時間あたりの燃料消費量が多い。現在開発中の試作車両では、水素をフル充填した状態(充填圧力14・7MPa/内容積45・7リットルの水素容器を6本積載)でも、稼働時間は現状約20分にとどまっているという。

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水素エンジン搭載の
ロータリ除雪車を開発中

特殊車両としての使い勝手を考慮すると、容器の大型化には限界があるため、稼働時間を向上させる手段として、70MPa以上の高圧水素容器を使用するなど、水素の充填密度を高めることも検討されている。

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