荏原製作所、液化水素昇圧ポンプを受注

産業ガス
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【電子版ガスメディア3月24日号より】

荏原製作所、液化水素昇圧ポンプを受注

川崎LH2ターミナル向けに機器をセット提供

荏原製作所(荏原)とグループ会社の荏原エリオットは、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受け、日本水素エネルギーが主導する「液化水素サプライチェーン商用化実証」において、液化水素国内基地(川崎LH2ターミナル)建設のメインコントラクターである川崎重工業より液化水素昇圧ポンプおよび極低温水素リターンガスブロワを受注した。今回の受注は、同ターミナルの稼働に不可欠な機器を荏原がトータルソリューションとして提供する。

現在、日本における2030年の水素供給コスト低減に向けた大規模な商用化実証が進んでおり、その拠点として神奈川県川崎市で同ターミナルの建設が本格化している。荏原はNEDOの助成事業を活用して技術開発を推進し、2022年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の能代ロケット実験場で、世界初となる大型遠心式液化水素ポンプの実液試験に成功。宇宙開発レベルの極限環境で実証した高い信頼性と技術力を背景に、同実証プロジェクトの成功に貢献する。

今回の受注では単体の機器提供にとどまらず、液化水素昇圧ポンプと極低温水素リターンガスブロワをセットで提供するトータルソリューションの確立を目指す。そして、基地運用に不可欠な液・ガス双方の主要回転機器をワンストップで提供することで、受入基地全体の熱バランス維持と安定稼働を支える。

[ 納入予定の液化水素ポンプと同型式の製品 ]

製品の機能について、今回納品予定の液化水素昇圧ポンプは液化水素貯蔵タンクから払い出す液化水素を所定圧力まで昇圧し、下流設備へ安定的に供給する世界最高圧力の高圧ポンプとなる。昇圧・移送目的の達成に必要な台数を直列4台とし、プラントの省コスト化やリスク低減に寄与。全揚程は最大3200メートル、流量は最大54・3立方メートル毎

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