【2026年9月29日更新】日本郵船など、AFMGCで世界初となるShip-to-Ship方式による補給完了
【電子版ガスメディア9月29日号より抜粋】
日本郵船など、AFMGCで世界初
Ship-to-Ship方式による補給完了
◆JMU有明事業所内で実施、アンモニア燃料船の社会実装後押し
日本郵船は、ジャパンマリンユナイテッド、日本シップヤード、三菱ガス化学、国華産業と、11月に竣工予定のアンモニア燃料アンモニア輸送船(AFMGC)の燃料アンモニアによる海上試運転に向け、9月17日にジャパンマリンユナイテッド有明事業所内岸壁において、アンモニア輸送船「松栄丸」からShip-to-Ship方式による燃料アンモニアの補給を完了した。
Ship-to-Ship方式はバンカリング船と燃料供給を受ける船をホースで繋いで直接燃料を供給する方法。AFMGCは11月の竣工に向けた建造工程の最終段階にあり、アンモニア燃料船への同方式による燃料アンモニアの補給は世界初となる。一方、「松栄丸」は船主を国華産業とし、主に三菱ガス化学新潟工場向けのアンモニア輸送に従事している。
日本郵船など、AFMGCで世界初となる
Ship-to-Ship方式による補給完了
Ship-to-Ship方式による補給完了
アンモニアは燃焼しても二酸化炭素を排出しないことから、国際海運の脱炭素化に貢献する次世代燃料として期待を集める。その半面、毒性を有するため取り扱いが難しく、実運用にあたっては安全性の高い確実なオペレーションの確立が課題だ。
今回のShip-to-Ship方式による補給は安全な運用方法および作業手順を確立したうえで実施しており、取り組みを通じて、安全な燃料供給オペレーションに関する実践的な知見を蓄積しているという。
日本郵船は「今回の成果は燃料アンモニアの商業利用拡大とアンモニア燃料船の社会実装を後押しする重要なマイルストーンであり、アンモニアサプライチェーン構築に向けた大きな一歩となる」とコメントしている。

