溶接は積み重ねた時間が反映される(高校生溶接士の将来像)
各都道府県で開催されている高校生を対象とした溶接技術競技会。溶接を学んだ各地の高校生が己の腕を競う競技会であり、溶接技能に青春を捧げた高校生がその後、どのようなキャリアを積んでいるのか注目されている。
「溶接ニュース」は、未来の溶接技術者を応援します!
高校や高等専門学校で溶接技術を学ぶ学生のみなさまの挑戦や成功、
悩みや疑問など生き生きとした姿をお届けします。
高校生溶接コンクール/競技会への参加の輪は年々拡がりを見せている。
各地区の指定機関では若手人材の育成を図るため、高校生向けの溶接研修や高校生溶接技術競技会の参加校へ溶接のプロフェッショナル(現役溶接士)や溶接事業所OBから成る講師団を派遣し出前講習を行うなどの事業を実施している。
兵庫工業高校でコベルコE&Mの溶接士による技術指導が行われた。2月に控えた溶接技能者評価試験で基本級A-2Fを取得するための特別実習だ。
2024年度の高校生ものづくりコンテスト岡山県大会が12月14日、岡山市北区の岡山工業高校で行われた。14校から38人が参加し、圧力製作で競い合った。
長野県高等学校校長会工業部会は長野県溶接協会の後援で、12月14日に中野立志館高校(長野県中野市)の機械電気棟にて、第11回長野県高校生溶接コンクールを開催した。
2025年1月26日から2月5日まで、岡山県内で開催される「第79回国民スポーツ大会(国体)冬季大会スケート競技会・アイスホッケー競技会」。県下の水島工業高校と津山工業高校の生徒たちは今夏、アイスホッケー会場で使用される「ジャッジボックス」と「フラッグスタンド(旗立て)」の製作に取り組んだ。
「第24回高校生ものづくりコンテスト全国大会」の溶接部門が11月10日、秋田県潟上市のポリテクセンター秋田で開催(本紙11月19日1面既報)。競技の感想について、競技直後に出場選手から話を聞いた。
全国工業高等学校長協会は11月10日、ポリテクセンター秋田(潟上市)で「第24回高校生ものづくりコンテスト全国大会」の溶接部門を開催した。9ミリ鋼板の溶接品質を競う同種目は、各地区を勝ち抜いた精鋭が集い、文字通り火花を散らした。なお、溶接部門が正式種目として採用されたのは今大会が初めてのこととなる。
静岡県教育委員会と静岡県工業校長会は9月28日、沼津市の静岡県立工科短期大学校沼津キャンパスで「令和6年度静岡型プロフェッショナルエンジニア育成講習(溶接)」を開催した。
栃木県溶接協会は9月21日、宇都宮市の県央産業技術専門校で第15回「栃木県高校生溶接コンクール」を開催した。県下の高校3校から8人(エントリー9人のうち1人欠席)が出場し、この日のために上達を目指してきた溶接の技量を競い合った。