縁の下で全国大会支えた高校生 富山工業高校機械工学部
全国から集まった精鋭が溶接技能の日本一を競う「第70回全国溶接技術競技会北陸地区富山大会」が10月5日、富山県高岡市のポリテクセンター富山で開催された。スムーズな大会進行に協力していた富山工業高校機械工学部の先生と学生に話を聞いた。
1990~2000年のいわゆる「失われた10年」の間に、長引く構造不況を背景としてものづくり企業による生産拠点を中国やアジア各地に移転させる動きが活発化し、国内では組み立て、溶接工程をはじめ製造の空洞化が進んだ。そこで、溶接関連企業の採用担当者が溶接士の成り手として高校生に期待を寄せている。
愛知県工業高校生溶接競技大会アート部門の審査会および表彰式が12月13日、名古屋市熱田区の名古屋市工業研究所で開催された。
高校生溶接コンクール/競技会への参加の輪は年々拡がりを見せている。
各地区の指定機関では若手人材の育成を図るため、高校生向けの溶接研修や高校生溶接技術競技会の参加校へ溶接のプロフェッショナル(現役溶接士)や溶接事業所OBから成る講師団を派遣し出前講習を行うなどの事業を実施している。