溶接ニュース2025年7月1日付【第3585号】

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溶接ニュース2025年7月1日付【第3585号】

■24年度溶接材料出荷量前年度比10%減の18万㌧に
 日本溶接材料工業会の溶接材料統計によると、2024年度の総出荷量は前年度比9・9%減の18万3281㌧となった。統計開始以来の過去最低を記録した20年度実績(20万149㌧)を大幅に下回り初めて20万㌧を割り込んだ。主力の建築分野向けを中心に需要が振るわず、国内出荷量はリーマン・ショック後やコロナ禍の渦中以上に低迷し、輸出出荷量も小幅ながら減少。需要の落ち込みを反映し、総生産量も前年度比6・5%減の18万7847㌧と初の20万㌧割れとなった。

■パナソニックコネクト、ティグの最上位機種発売
 パナソニックコネクトはこのほど、ティグ溶接機の最上位機種・交直両用「350NA1」を発売した。直流で最大3000ヘルツ、交流で最大600ヘルツの周波数が設定でき、350アンペアで60%使用率とすることでより厚板の溶接ができるようになった。

阪大接合研、多次元造形Cリニューアル
 大阪大学接合科学研究所(藤井英俊所長)の多次元造形研究センター1号館のリニューアルに伴う開所式が6月17日に行われた。アデティブマニュファクチャリング(AM)の産学連携拠点となり、新技術の開発や人材育成を行っていく。複数の企業と日本溶接協会が入居し、造形条件のデータベース化なども行う。最新の装置群は秋までに導入され、新技術の開発に取り組む。

■海外レポート・北京エッセン溶接・切断フェア開く
 アジア最大級の溶接・切断技術に特化した国際展示会「第28回北京エッセン溶接・切断フェア」が6月17-20日、中国上海市の上海新国際博覧中心で開催された。主催は中国機械工程学会(CMES)、ドイツ溶接協会(DVS)、メッセエッセンで、発表によると、出展企業数は国内外から820社を超え、昨年の同会場での開催時の620社を大きく上回った。

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