「ドイツエッセン溶接フェア」の全貌がいよいよ具体的に見えて来た(最新リリースから)

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世界最大規模の溶接・切断・表面処理技術の展示会、「ドイツエッセン溶接フェア」(SCHWEISSEN & SCHNEIDEN 2025)が2025年9月15日~19日にドイツ・ノルトラインヴェストファーレン州エッセン市のMESSE ESSENで開催される。主催者配信の8月6日付ニュース・リリースによって、いよいよその全貌が具体的に見えて来た。

今回のテーマ(motto)は「Join the Future」(未来に参加しよう)。
42カ国から約800社が出展し、市場のリーダーからスタートアップまで革新的な製品やアイデアを披露し、業界の未来を共に展望する。デジタル化、持続可能性、熟練労働者の不足といった業界の課題を背景に、新技術と国際ネットワークの構築に期待が集まる。

溶接と切断技術の主力企業が一堂に介し、展示会場は溶接技術(ホール1~5)と切断技術(ホール6~8)を中心に構成され、表面処理、ガス、安全対策、品質保証分野も網羅し、総合的な製造ソリューションを提示する。

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開催に先駆けて、MESSE ESSENのCEOであるOliver P. Kuhrt氏は、

「本展示会は、『Join the Future』というテーマのもと、業界の未来を形作る課題に焦点を当てています。今回の開催は新たな基準を打ち立てるものになると期待しています。」

ドイツ溶接学会(DVS)代表であるDr.-Ing. Roland Boeckingは、
「デジタル化、持続可能性、熟練労働者の不足といった今日と明日の課題に対して、この国際的な業界の集いが解決策を提示します。」

との声明を発表した。

また、今回の「ドイツエッセン溶接フェア」(SCHWEISSEN & SCHNEIDEN 2025)内で開催される注目のイベンも明らかになった。

●新設「Future Hub」で業界の未来を議論
ホール7に設けられる「Future Hub」では、国際デリゲーションによる市場報告(ブラジル・中国など)、スタートアップによるピッチイベント、研究機関の技術発表が行われる。デジタル化やサステナビリティをテーマにしたパネルディスカッションも予定されており、業界の将来像を探る場として注目される。


●IF Digital Awardを初開催
業界のデジタル化を牽引する製品・サービスを表彰する「IF Digital Award」が初開催。来場者のモバイルアプリによる投票で受賞者が決定され、9月19日(金)13時より授賞式が行われる。


●若手技術者の国際競技会も開催
併催イベントとして、ドイツ国内大会「Jugend schweißt」および国際若手溶接技術者競技会が行われる。16~23歳の選手が技術を競い、今回は初めてガーナやインドからのチームが出場。インドからは大会史上初の女性チームの参加が予定されている。

●国別パビリオンやキャリアエリアも
日本を含む各国の共同出展(なお、弊社産報出版を含む、京浜ラムテック、信濃製作所、セブンティ・エイト、富士製砥で構成される日本企業はホール8での出展となる)、ドイツ経済エネルギー省支援のスタートアップ紹介、業界団体のネットワークエリア、企業の人事担当者と交流できるキャリアエリア(ホール6)など、来場者の関心を引く企画が多数。

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「ドイツエッセン溶接フェア」(SCHWEISSEN & SCHNEIDEN 2025)の詳細、および入場チケットの購入は公式サイトでご確認いただきたい。
公式サイト:https://www.schweissen-schneiden.com

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