電子版ガスメディア2026年4月28日付【第371号】
【電子版ガスメディア4月28日付情報】
■日本の海事産業の国際競争力強化へアンモニア燃料船の実用化進む
海運業界のカーボンニュートラル実現に向け、次世代燃料としてアンモニアが大きな注目を集めている。水素燃料も有力視される中、既存のLNG関連技術を転用しやすく、すでに肥料用等での大量輸送実績を持つアンモニアは、エンジン駆動船での実用化が先行している。2024年のアンモニア燃料タグボート「魁」の就航や今年の完成に向けて大型輸送船の建造が進む中、主機関となるエンジンの開発のみならず、バルブやガス検知器、燃焼を安定させるクラッキング技術、さらには安全を担保する除害装置や配管設備に至るまで、サプライチェーン全体で日本の海事産業の強みを結集した技術開発と市場開拓が急速に進展している。
■岐阜大に水素・アンモニア利用の中核拠点
岐阜大学、レゾナック、三菱化工機、東京ガス、三浦工業はこのほど、アンモニアと水素を利用したゼロカーボンエネルギーシステムの実証拠点を岐阜大学高等研究院地方創生エネルギーシステム研究センター内に開設した。新拠点は総合科学技術・イノベーション会議が推進する「スマートエネルギーマネジメントシステムの構築」における研究開発テーマ「アンモニア・水素利用分散型エネルギーシステム」の中核として整備されるアンモニア利用実証プラットフォームとなる。
■DACのCO2で野菜栽培の実証
PlanetSavers(東京・文京区)は4月13日、北海道北広島市でカーボンリサイクル実証実験を開始した。同実験は北日本スカイテック(北海道札幌市)が運営する農場施設「テクノロジーファーム西の里」内で実施。DAC装置を用いて回収したCO2をほうれん草と小松菜の栽培に直接供給する。
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