電子版ガスメディア2025年7月1日付【第332号】

産業ガスニュース
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【電子版ガスメディア7月1日付情報】

■IHI、アンモニア貯槽に既存技術転用へ

 第7次エネルギー基本計画で火力発電のカーボンニュートラル化を担う燃料として、アンモニアの需要が急増する。2050年には3000万トンもの需要が見込まれ、大容量貯槽の整備が急務だ。この課題に対し、既存のガス貯槽技術をアンモニア用に改良する「転用型」の研究が進む。IHIグループではLNG貯槽で培ったPCメンブレン貯槽のアンモニア転用を検討し、コスト抑制と安全性を両立させることで、クリーンエネルギー普及への現実的な解決策を示す。

■東京都、CO2回収・利活用研究会開く

 東京都は6月27日、第1回CO2の回収利活用に向けた研究会を新宿NSビル(東京・新宿区)で開催した。冒頭の挨拶で小池百合子都知事は「回収したCO2有効に活用する方法の確立により、脱炭素化への貢献に加えて、新たな価値のある商品を生み出すことにも繋がる。まさにピンチをチャンスを変えるようなCO2の回収・利活用技術を実装するべく、研究会の活動を進めて欲しい」と語った。

■ジャパン・エネルギー・サミット開催

 6月1820日まで、東京ビッグサイトで開催された「ジャパン・エネルギー・サミット2025」には国内外から70社以上の企業・団体が集結。出展者は多岐にわたる水素・CCSやメタネーション関連の技術とソリューションを披露した

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