電子版ガスメディア2025年6月3日付【第328号】

産業ガスニュース
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【電子版ガスメディア6月3日付情報】

■大陽日酸、環境負荷低減ガス技術の開発加速

 日本酸素HDグループの大陽日酸は持続可能な半導体製造工程の実現に向け、環境負荷を低減するガス技術開発を加速すると発表した。日本酸素HDグループでは、中期経営計画で「サステナビリティ経営の推進」、「カーボンニュートラル社会に向けた新事業の探求」、「エレクトロニクス事業の拡大」を重点戦略に掲げる。特にグループの製品・技術を通じ、世界の温室効果ガス(GHG)削減へ貢献を目指す。

■日本特殊陶業ら、工場排出CO2をリサイクル

 日本特殊陶業と日立プラントサービスは2026年10月、日本特殊陶業小牧工場のボイラから排出されるCO2を回収・液化し、地域社会でカーボンリサイクル資源として利用することを目的とした共同実証を開始する。実証ではリサイクルした液化CO2を農業、工業、食品産業用などに利用することも検討していく。

■日野グループ、ICTで水素STの立地分析

 日野自動車のグループ会社である日野コンピューターシステムはICTサービス「HINO―CONNECT」で収集したトラックなどの位置・走行情報を活用し、水素ステーション(水素ST)の最適な立地分析を行うデータソリューションを展開する。その一環として、日野コンピューターシステムは2024年、福岡県からの依頼を受け、福岡市内に建設予定の水素STについて、需要がある立地を予測するデータ分析を実施した。

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