P&W製エンジン、UT適用して不具合を検査

非破壊検査
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 エンジンメーカーのPratt&Whitney(P&W)社が、15年10月から21年9月までの期間に製造されたエンジン内部部品において、製造過程における材料の処理に問題(粉末冶金の製造時における不具合)が発生している可能性があると発表した。これを受けて全日本空輸(ANA)では2024年1月からエアバス機A320neo(写真)やA321neoに搭載されている「PW1100G―JMエンジン」の点検作業を開始すると発表した。

対象となる機体は、同エンジンを搭載したA320neoの11機とA321neo22機の計33機で、交換対象部位は高圧圧縮機のディスクと高圧タービンのディスク。ディスクはエンジンの軸に取り付けられた回転盤で、ブレードを固定するもの。ANAでは来年1月からエンジンを取り外し、必要であれば部品交換を実施して不具合の解消を図るとしている。


11月中にも発表されるP&Wの技術指示文書に基づいて交換作業に入るが、具体的な内容について、ANAでは定められた期限までに対象となるエンジンを取り外し、P&Wが手配したIHIや三菱重工航空エンジンなどのエンジン整備工場にて分解。その後、対象部品にUTを適用し、不具合の有無を確認する。


P&W社によれば、これら一連の点検、交換作業にかかる期間はエンジン1台あたり250~300日になる見通しを示している。
このため、点検対応に伴う一部機材の長期間の非稼働によりANAでは国内線・国際線の一部減便を行うことも発表している。



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