JSNDI、第31回UTシンポジウムを開催  ポスターセッションも復活

非破壊検査
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 日本非破壊検査協会(JSNDI)超音波部門は1月23・24日の2日間にわたって、東京都江東区にある都立産業技術研究センター青梅本部の東京イノベーションハブで「第31回超音波(UT)による非破壊評価シンポジウム」(協賛:日本非破壊検査工業会、溶接学会、日本溶接協会、日本溶接技術センター他)を開催。最先端のUT技術や研究発表が行われ、各セッション終了後には登壇者と参加者による活発な意見交換も行われた。

 開会の挨拶では超音波部門の主査を務める飯塚幸理氏(JFEスチール)が会場となった都立産業技術センターや関係各位の協力に対して感謝の言葉を述べたあと「今回のシンポジウムの参加者は115人で昨年とほぼ同じ人数となった。これはコロナ前のここ10年の開催を含めても最も多い数字である。昨年は3年ぶりに対面で開催したが、コロナ禍でのオンライン開催の時と比較して40人増加している。こうした学術交流の場を通して人とのつながりを求めていることの証でもある。さらにポスターセッションも4年ぶりに開催するほか、懇親会の開催も予定している。研究開発での新しい発想は人とのコミュニケーションの中で刺激を受けることで新たなアイデアが生まれると感じている。今後も研究開発がさらに発展していくことを期待したい」と挨拶した。

 シンポジウムではまず、イメージングをテーマとして、5件の発表が行われた。東京工業大学の黒川悠氏が座長を務め、「水浸縦波垂直入射モード変換横波を用いた材料異質部の高調波可視化」(超音波材料診断研究所・川嶋絋一郎氏)、「液体中でのアレイプローブの移送による超音波イメージングの実験的検証」(愛媛大学・山崎泰誠氏)、「アレイプローブを用いた固体中の3次元光超音波イメージング」(同・廣瀬悠人氏)、「高減衰材検査のための低周波3D超音波フェーズドアレイ映像法PLUSの高速化に向けた基礎検討」(東北大学・藤川裕翔氏)、「大変位低周波加振と超高速フェーズドアレイによる閉じたき裂の映像化」(東北大学・石塚由晃氏)と続いた。

 初日の午後からはポスターセッションも行われたほか、特別講演では「非破壊評価のための超音波イメージングのレビュー」と題して廣瀬壮一東京工業大学名誉教授が登壇。シンポジウム2日目には「機械学習・AI」、「超音波探傷試験」、「ガイド波・表面波」の発表が行われ、各セッション終了後には出席者から活発な質問が飛び交った。「超音波の送受信・波動伝播」についてのテーマではジャパンプローブによる「送信時と受信時における超音波探傷子の応答特性」の発表も行われ、シンポジウムは盛況のうちに閉幕した。
 

 

 

 

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