溶接ニュース2025年9月23日付【第3596号】

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溶接ニュース2025年9月23日付【第3596号】

■金森メタル千葉工場、18kWファイバーレーザが本格稼働

 厚板・特殊鋼板・鋼管などの各種鋼材販売および機械加工を手掛ける金森興業(東京・江東区、染谷俊彦社長)のグループ会社で、鋼材加工を一手に担うのが金森メタルの千葉工場(千葉県山武郡芝山町)はこのほど、需要家の多様なニーズに応えるため、発振器出力18㌔ワットの門型ファイバーレーザ切断機を導入するなど加工機能強化や生産効率化に向けた設備拡充を進めている。


■2024年溶接ロボット国内出荷台数・金額、アーク、スポットともに前年比増加

 日本ロボット工業会はこのほど、溶接ロボットの2024年用途別国内出荷高をまとめた。それによると、アーク溶接用は台数3211台(前年比6・2%増)、金額190億5200万円(同3・7%増)、スポット溶接用は台数2664台(同15・6%増)、金額96億8100万円(同16・3%増)、レーザ溶接用は台数51台(同2・5倍増)、金額2億8500万円(同1・6倍増)、その他溶接用が台数44台(同2・3%減)、金額3億9600万円(同27・3%増)となった。

■レーザ加工特集

 レーザ加工技術は、自動車車体・部品類、鉄道車両、電気・電子部品、各種板金など薄板・微細加工を中心に欠かすことのできない工法として広く普及しているレーザ加工技術。高密度のエネルギーを一点に照射するため、母材への熱影響が極めて少なく、熱ひずみを抑えることができ、高速で加工できるなどの優れた特徴を持つ。特に、ここ数年は海外製の安価なファイバーレーザ発振器が登場したことから自動車メーカーや半導体メーカーなどの大手企業ばかりでなく、中小企業にも広がりをみせてきている。

■北陸地区特集

 北陸地区は、昨年1月に能登半島地震が発生。地震発生当初は、観光客の落ち込みや個人消費、生産の一部に落ち込みなどが見られた。一方、2024年度全体の概況については、震災後のインバウンド需要の高まりや新規出店効果などを背景に個人消費は持ち直しているほか、生産については横ばい、設備投資については能力増強投資や新規事業向けの投資に加え、人手不足対応の省力化投資を行う動きが見られることから増加しており、企業の景況感は横ばい圏内の動きとなっている(25年4月の日銀地域経済報告「さくらレポート」より)。溶接に関する業種で見ると、3県でそれぞれ産業別の特色があり、富山は建築鉄骨・橋梁のほか、住宅用アルミ建材や工作機械、医薬品・化学などがある。石川はコマツに代表される建設機械関連を中心に、建築鉄骨や板金、ステンレス関連など多岐にわたる。福井は建築鉄骨関係が中心で加えて国内最多の原子力発電設備を有している。

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