溶接ニュース2025年7月15日付【第3587号】

溶接・接合、切断ニュース
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溶接ニュース2025年7月15日付【第3587号】

■JFEプラントエンジ、技能五輪で溶接士育成強化

 JFEスチールのメンテナンスを担うJFEプラントエンジが溶接士育成に技能五輪を活用している。福山事業所(広島県福山市)に溶接の練習拠点を置き、将来の金メダル獲得を目指しつつ、技量向上を図る試みだ。2020年にプロジェクトを立ち上げてから5年が経過する中で、出場選手の成績は着実に上がり始めている。

■岡部、鉄骨梁床スラブ接合工法「BRシアコネ」開発

 建設関連製品などを手掛ける岡部はこのほど、鉄骨梁コンクリートスラブ接合工法「BRシアコネ」について大梁の合成評価および適用範囲の拡大を可能とする追加評定を日本建築センターで取得(BCJ評定―ST0298―02)。2月17日から採用物件の検討で対応を開始している。同工法はバーリング加工と回し溶接を応用し、独自開発のずれ止め材を用いて床スラブと鉄骨梁を一体化するもの。

■特集・高圧ガスのCN対応

 政府は、2020年10月、2050年カーボンニュートラル(CN)を目指すことを宣言した。50年のカーボンニュートラルの実現は、並大抵の努力では実現できず、エネルギー・産業部門の構造転換や、大胆な投資によるイノベーションの創出といった取組を大きく加速することが必要となる。これを踏まえ、経済産業省は、翌21年6月に関係省庁と連携して「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」を策定。産業政策・エネルギー政策の両面から、成長が期待される14の重要分野について実行計画を策定し、国として高い目標を掲げ、可能な限り、具体的な見通しを示している。同重要分野には水素・燃料アンモニアが取り上げられるなど、高圧ガス業界に対しても重要な役割が求められている。特集では、高圧ガス業界の取り組みを紹介する。

■特集・溶接・検査の自動化機器

 ものづくりの現場で溶接の自動化が進んでいる。深刻な人手不足と技能継承の壁、そして人工知能(AI)やセンサー技術の進展が背景にある。熟練作業者の「勘と経験」に頼っていたこれまでの溶接作業が、ロボットやAIで再現可能となりつつあり、工程の効率化と品質の安定に寄与している。溶接の自動化は自動車業界で一早く導入されてきた。その波が建設機械や鉄骨、インフラ整備など重工業にも広がっている。ロボット溶接の導入がうまくいくと、熟練工2人で1日かかっていた作業が、ロボット1台で数時間に短縮される。品質も一定で、後工程の手直しが大幅に減る。この流れが加速している。特集では、溶接・検査における最新の自動化技術・製品を紹介する

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