溶接ニュース2025年8月19日付【第3591号】
溶接ニュース2025年8月19日付【第3591号】
■鉄骨製造業が特定技能の対象に追加、受け入れ希望企業が280社超に
深刻化する人手不足を解消するため、政府は2024年3月の閣議で「特定技能」外国人の受け入れ枠を拡大することを決定した。その際、経済産業省が所管する工業製品製造業分野で在留資格特定技能1号の対象に「鉄骨製造業」が追加されたことで、建築鉄骨の製作を専業とする鉄骨ファブリケーター(ファブ)やその関連業種各社による特定技能制度の活用が加速するとみられる。閣議決定から1年半近く経過した現在、「鉄骨製造業」で特定技能の受け入れを希望する企業は280社以上にのぼり、それらの企業は今後新しく特定技能外国人を雇用するか、在籍中の技能実習生を特定技能に移行させるなどして安定的な担い手の確保を図ることになる。
■神野工業、ティグガウジングの新工法開発
神野工業(愛媛県新居浜市、神野浩社長)が開発したティグガウジングの新工法に、制御装置と溶接電源を加えてシステム販売が行えるようになった。一昨年に技術を確立してから重機機械や建設機械で試行を重ねているが、販売方法はまだ決めておらず、各方面からの協力を求めている。台車と組み合わせて自動でガウジング(深堀り)もでき、特許販売か自社販売かを模索している。流量や圧力を制御する装置を作り、市販のインバーター制御の交直両用ティグ溶接電源を加えてセット販売を行えるようにした。台車を使えば、一定距離の自動ガウジングもできる。ガウジング棒の削減につながるため、令和7年度の愛媛県ゼロカーボン・ビジネスモデル創出事業に採択。工法の特許の取得済で、販売に向けた体制を整えつつある。
■2025チャレンジフェアinTOKYO開幕迫る、9月5・6日、都立産業貿易センター台東館で開催
「未来へつなごう、モノづくりの絆」をテーマに、溶接関連機器・材料・機械工具の展示即売会「2023チャレンジフェアinTOKYO」(主催=関東・甲信越地区の有力溶材・機械工具商社、協賛=出展メーカー各社、日東工機)が9月5・6日の2日間、東京・台東区の都立産業貿易センター台東館で開かれる。都内を中心に大型再開発事業が活発化する半面、人手不足が深刻さを増す中、製造現場における高効率・省人化を進めるための最新の自動化機器やロボットが注目を集めそうだ。
■特集・静岡県
静岡県は、東京、名古屋などの大消費地に近いことに加え、東海道の主要幹線が東西に走るなど恵まれた立地環境にあり、多彩な産業集積が見られることから、「日本の縮図」「産業のデパート」などと称されている。地域的には富士川と大井川を境にして東部・中部・西部の3つの地域に区分されるが、歴史的な背景から風土、気質などの面でそれぞれ独自の特色を形成。これら静岡県全体の製造品出荷額等は19兆円で全国3位(2022年)となっており、「ものづくり県」と呼ばれるゆえんともなっている。地域別では東部地区の三島、沼津地区などは、首都圏からの交通アクセスが良いことや、地下水を豊富に使用できることなどから大手メーカーの工場が林立。さらに富士地区は富士山の豊富な水源をもとに製紙・化学工場が発達しているほか、中部地区は国際貿易港の清水港周辺に造船、製鉄、アルミなどの工場が立地している。さらに浜松を中心とする西部地区は、自動車、二輪車、楽器を中心とする工業地帯を形成。これにエレクトロニクスや機械産業の集積が進み、我が国有数の工業地帯を形成するに至っている。特集では、静岡県で優秀な技術を持つ企業の紹介をはじめ、県内における溶接関連機材の需要動向を有力ディーラー、メーカーに話を聞いた。
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