溶接ニュース2025年10月21日付【第3599号】

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溶接ニュース2025年10月21日付【第3599号】

■岩倉溶接工業所ハンド型で溶接事業が加速

 近年、急速に普及が進むハンド型レーザ溶接機。ティグ溶接と比較して溶接速度の向上が図りひずみを低減するほか、キーホール溶接による完全溶込み溶接によって溶接品質も確保できるメリットがある。そこで「先端職人」という独自コンセプトの下、「先端設備を職人が使うことで、設備の力だけに依存しない高精度な技術を担保し、数々の難加工を実現してきた」とする岩倉溶接工業所(静岡県島田市、岩倉義典社長)を訪ね、同社が導入したハンド型レーザ溶接について取材した。

 

■神戸製鋼、藤沢の溶接研修Cを刷新

 神戸製鋼所溶接事業部門は、神奈川藤沢市の藤沢事業所内に設置する溶接研修センターを刷新し、10月7日に開所式を行った。式典には近隣地区自治会長や村岡市民センター長、藤沢市役所関係者らが出席し、同社社員を含めた約50人が施設の発展を祈念した。

 

■肉盛溶接特集

 各種プラント設備や機械設備、金型などの長寿命化ニーズは年々高まっている。近年は現場の人手不足を背景に「初期コストが多少増えてもメンテナンス周期を伸ばしたい」といった声や「補修部位の分解から補修、組立まで一貫して対応してほしい」という切実な要望も聞かれる。こうしたニーズに対して欠かせないのが肉盛溶接技術だ。設備機器の新規製作時に長寿命化や高機能化を目的として、表面改質技術のひとつとして施工されるほか、摩耗・欠損した部位を肉盛溶接で再生させるケースもある。

 

■高圧ガス保安特集

 今年も1023日から1週間にわたり、高圧ガス保安促進週間が実施される。高圧ガス保安活動促進週間は、高圧ガスによる災害を防止し、公共の安全を確保することを目的とし、各地の実情に即した行事を行い、高圧ガスの保安意識の高揚及び保安活動の促進を図るもの。特集では、高圧ガス保安促進週間に鑑み、最近の高圧ガス保安関係事故の傾向、高圧ガス保安関係団体や関連企業の動向、高圧ガス保安関係イベントなどを追った。

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