電子版ガスメディア2025年8月12日付【第337号】

産業ガスニュース
twitter fb

【電子版ガスメディア8月12日付情報】

■医療ガス、酸素需要正常化も動向は複雑化

 医療ガス市場動は酸素などで需要が正常化。全体的に供給は好調・堅調に推移している。しかし、医療技術の進歩や社会構造の変化により、需要動向は複雑化。在宅医療のDX推進や設備改修など、新たな事業機会の創出と課題解決への取り組みが加速している。医療用酸素の喫緊の動向として、コロナ禍での急増と新型コロナウイルス感染症の第5類移行後の激減からの正常化が進展し、医療用酸素の供給は液体を含めて好調あるいは堅調に推移しているガスメーカー・ディーラーが多い。

■AWグループ、印で新ガスプラント稼働

 エア・ウォーター(AW)グループのエア・ウォーター・インディアは8月6日、一昨年からインド南部タミルナド州のチェンナイ工場に建設を進めていた液化ガス製造プラントの稼働を開始した。新プラントでは液化酸素、液化窒素、液化アルゴンを製造。インドでの事業拡大を目指し、2027年度には現在の約1・5倍となる売上収益300億円を目標にする。

■関西広域連合エネルギー検討会&JR西日本、大阪駅で水素事業のパネル展示を実施

 関西広域連合エネルギー検討会は西日本旅客鉄道(JR西日本)との共催で7月30日、JR大阪駅うめきた地下口改札内「インタラクティブ空間」で関西の各企業や府県等が取り組む水素関連事業のパネル展示を実施した。 大阪・関西万博については、パナソニックとNTTの「パビリオン間の水素パイプラインの供給」などに関するパネル展示や、滋賀県の「しが水素拠点形成コンソーシアム」をパネルで紹介するなど、関西における水素社会実現に向けた機運を高めるための情報発信を行った。当日は、夏休みもあって親子連れでにぎわった。

 

年間購読はこちら

 

share SNSシェア
twitter fb