電子版ガスメディア2025年5月13日付【第325号】

産業ガスニュース
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【電子版ガスメディア5月13日付情報】

■世界初、UCCが水素焙煎コーヒー量産開始

 UCC上島珈琲(以下、UCC)はこのほど、カーボンニュートラルなコーヒー製造を目指し開発を進めてきた大型水素焙煎機「HydroMaster(ハイドロマスター)」を用いて、水素焙煎コーヒーの量産を世界で初めて開始した。UCCグループでは、UCCサステナビリティ指針を制定し、「2040年までにカーボンニュートラルの実現」に向けた取り組みの一つとして、水素を熱源とするコーヒー焙煎の実現に挑戦している。

■東京ガス、グリーン水素からe-メタンを製造

 東京ガスはこのほど、東京都が公募した「東京都産グリーン水素と下水汚泥由来のCO2によるグリーンメタン製造(合成)事業」に採択され、都と協定を締結した。
同事業では東京都が大田区京浜島で製造したグリーン水素と大田区昭和島(森ヶ崎水再生センター)における下水汚泥由来の混合ガス中のCO2を原料として、メタネーション装置でE-メタンを製造する


■カネカ、万博でバイオものづくりを紹介

 カネカは2025年大阪・関西万博の日本政府館(日本館)において、「カネカ生分解性バイオポリマーGreen・Planet」を活用したバイオものづくり技術を協力企業・協賛企業として紹介する。
Green・Planetは、バイオマス素材やCO2などを原料として生産可能なポリマーであり、土壌や海を含む多様な環境中に生育する微生物によって分解され、CO2と水となって自然に還る性質を持つ循環型の素材。
日本館の「ファームエリア」では、ボンベに充填されたCO2を原料としたGreen・Planet製の器がつくられるイメージを展示。「プラントエリア」では、Green・Planet製の器が水槽内で微生物によって分解され、CO2と水に戻っていくイメージが紹介される。

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