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栃木県溶協 高校生コンクール 優勝は坂寄さん(真岡北陵)

溶接高校生
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(「溶接ニュース」2025年11月25日付 14面より)

栃木県溶接協会(石原秀紀会長)は10月25日、宇都宮市の県央産業技術専門校で第16回「栃木県高校生溶接コンクール」を開催。県下の高校3校から8人(うち前年度出場者5人)が参加し、練習の成果を発揮するべく真剣な面持ちで競技に臨んだ。審査の結果、優勝は真岡北陵高校の坂寄顕伍さん、準優勝は足利工業高校の大串凪海さんに決定した。
 
同コンクールの開催は今回が16回目で2018年以降、ものづくりをはじめ将来の産業を担う若年技能者の中長期的な人材育成を図るため同県が主催する「とちぎものづくりフェスティバル2025」の一部門として行われている。関東甲信越溶接コンクール大会に参加する選手の選考会も兼ね、競技成績上位2人が同大会に出場できる。

競技課題に挑む選手.jpg

(協議課題に挑む選手)

 
コンクール当日は足利工業高校、栃木工業高校、真岡北稜高校の生徒8人が参加。競技課題はJIS溶接技能者評価試験「N-2F」に準じて板厚9ミリの中板、裏当て金なし、下向姿勢、V形開先の突合せ継手を条件に被覆アーク溶接を行い、最終層は競技材の中央部にある指定範囲でビードを継ぐ。提出された競技作品は、ビード外観と超音波探傷試験による内部欠陥の有無、違反行為、不安全状態・行為について厳正な審査を行い、入賞者を決定。成績順に優勝、準優勝、優良賞を授与する。
 
審査の結果、入賞者は次の通り。
 
優勝(第1位)=坂寄顕伍さん(真岡北陵高校) 準優勝(第2位)=大串凪海さん(足利工業高校) 第
3位=石澤来音さん(真岡北陵高校) 優良賞=飯塚来生さん(足利工業高校)、柿岡茉さん(真岡北陵高
校)

石原会長と参加選手8人.jpg

(石原会長(右端)と参加選手8人)

 
優勝の坂寄さん、準優勝の大串さんは、来年度に開催される「第16回関東甲信越高校生溶接コンクール」への出場が決まった。なお、県主催「とちぎものづくりフェスティバル」の表彰式は11月19日、栃木県職業能力開発促進大会に合わせて行われる予定だ。

(「溶接ニュース」2025年11月25日付 14面より)

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