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遠隔溶接 高校生が体験 高丸工業「WELDMOTO」で

溶接高校生
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(「溶接ニュース」2025年3月18日付 1面より)

溶接ロボットを遠隔で動かす体験授業が2月14日、神戸市の神戸工科高校で行われ、同校3年の11人がパソコンを使って離れた場所の溶接ロボットを動かし、溶接を行った。使用した製品は高丸工業(兵庫県西宮市)開発の「WELDMOTO」。使用した生徒らは「楽だった」などと感想を話した。
   
神戸市の同校でパソコンを操作し、兵庫県三木市にある鉄道車両部品製造・KPファクトリーの溶接ロボットを動かし、すみ肉溶接を行った。

(パソコンで溶接ロボットを遠隔操作する)

パソコンの操作はパソコン上の仮想空間にあるロボットをドラック&ドロップ(マウスのボタンを押したまま対象を移動させ、目的地でボタンを離す)するだけ。操作後はKPファクトリーにある実際の溶接ロボットが仮想空間のロボットと同じ動きをし、タッチセンサで溶接箇所を自動補正した後、溶接する。

出来上がったキレイなビードを見て歓声を上げた生徒らは記者の問いかけに対し、「手で溶接するとブレるし、ケガの心配もあるけど、これは楽」「ヤケドすることもない」などと感想を口にした。高丸工業の高丸泰幸専務は「溶接の上手さ差は出ない。差が出るとすれば、(開始点や終了点を指定する)ビードの長さだけ」と話した。
 

(「溶接ニュース」2025年3月18日付 1面より)

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