東京JEM会発足60周年! 「現役・OB交流会を開催しさらなる飛躍を誓う」
有力溶材商社などの2世・3世で構成している東京JEM会(代表幹事、吉川大介・吉川金属工業社長)。
同会は11月11日、東京都中央区のChina Garden銀座麒麟で、発足60周年を記念して交流会を開催。今回は60周年の記念ということもあり、現役・OBなど多数が参加し、盛り上がりをみせた。
今回のWelding Mateでは、そんなほがらかな交流会の様子を取材した。
左から吉川代表幹事、山﨑取締役相談役、市村社長、伊藤社長
会は、吉川代表幹事の挨拶から始まった。
「発足50周年記念式典から10年の間に、コロナで活動ができなかった時期があった。その間に卒業された先輩をはじめ、多くの先輩方に色々な話をお聞きしたいと考えて今回の交流会を開催した。とくに発足時メンバーである愛知産業の井上裕之会長には様々な話を聞きたかったが、残念ながら今年6月にお亡くなりになった。これまでのご尽力にあらためて感謝申し上げるとともにご冥福をお祈りする」とした上で、「東京JEM会は、大阪などにもあったと聞いているが残っているのは東京だけだ。これは東京JEM会の諸先輩方が事業や業界を盛り立ててきたことと合わせて、東京JEM会の灯を消してはならないと尽力された賜物だ。また、久木田会長をはじめとする産報出版の事務局としての万全のサポートがあったからだ。我々若い世代は東京JEM会の活動を通して様々なことを学んでおり、諸先輩方は今後とも我々を温かく見守ってほしい」
終始笑顔に包まれた円卓
続いて、OBを代表して日本ウエルディング・ロッドの山﨑達彦取締役相談役が挨拶。
「東京JEM会が60周年を迎えたことは感慨深いものがある。東京JEM会のJEMとは『JUNIOR EXECUTIVE MEETING』の頭文字を取ったものだ。当会は、1964年に2世の若者たちが勉強会・親睦を通して企業および業界の発展に貢献するために発足した。私が入会した当時の代表幹事はウエキコーポレーションの植木武彦氏であり、相談役はニチナンの南湖健一氏であった。また、サイサンの川本宜彦氏も芸能界やスポーツ界などに顔が広く、様々な場所で例会を行った。学ぶことも重要だが楽しく過ごすことが一番だ。『溶接ニュース』で東京JEM会に関する記事を読んでいるが、現在も学びや親睦が活発に行われており歴史が継続されていると感じている。今後とも新規会員を募り、会を発展させてほしい」
その後、市村酸素の市村博社長による乾杯の音頭で開宴し、出席者は久しぶりに会った仲間と思い出話に花を咲かせた。
乾杯の様子
歓談中には、60年の歴史を振り返る映像を全員で鑑賞し、出席者から当時を懐かしむ声や笑いが聞こえた。
また、各自が近況報告などを行うとともに、東京JEM会の一層の発展を誓いあった。事務局の産報出版は「今後とも皆様のお役に立つよう努めていく」と述べた。
会員同士が懇親を深める中、伊藤知佳子・副代表幹事(伊藤高圧瓦斯容器製造所社長)による中締めによりお開きとなった。
集合写真