ヤマザキマザック STXシリーズ好調  省スペースで高精度加工

レーザ加工
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ヤマザキマザックではこのほど、インテリジェント機能を標準装備したファイバーレーザ加工機「STXシリーズ」を開発した。

同製品は、接近性に強みがある装置で、一般的なレーザ加工機の半分以下のフロアスペースで加工が可能だ。テーブル駆動方式を採用しており、ボールねじ駆動による高精度に構造物を加工することができる。


同製品は、独自開発された「インテリジェント機能」が備わっている。

具体的には、板厚や材質が変わるたびに作業者が都度行なっていた段取り作業や調整作業を自動化する「インテリジェントセットアップ機能」、中・厚板のピアシング時間を短縮するとともに、プラズマやバーニングなど加工不良を防止することができる「インテリジェントモニタリング機能」などが搭載されている。

また、同製品はシンプルでわかりやすい操作画面構成を追求したタッチパネル式「MAZATROL PREVIEW 3」を搭載。15インチカラー液晶画面が採用されており、ボタン配置は人間工学に基づいて設計されている。

レーザ発振器の出力は2kw、3kwのラインアップを揃えており、ユーザーは、手掛ける構造物、工場の立地などによって、適したマシンを選択することができる。微細分野での加工性に強みを持つファイバーレーザを採用しているため、薄板・中板加工の生産性の向上が期待されるとともに、同社では、従来ファイバーレーザでは加工が難しいとされてきた銅・真鍮などの高反射材でも、安定した加工が確認されている。

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