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溶接入門書

レーザものづくり入門2 装置導入からプロセス開発まで

価格: 2,420 円 (本体価格:2,200円)

レーザプラットフォーム協議会編
A5 / 198頁
ISBN978-4-88318-041-7

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 本書は、レーザ加工の利点やどのようなことに注視すべきか等を解説し,『レーザものづくり入門-基礎から装置導入まで-』より実践に則した内容となっている。

1)何がしたいのか?
 レーザ加工は基本的に熱加工ですので、熱加工の特長を十分に理解する必要があります。
 あなたのしたいことは熱加工で出来ることでしょうかできないことでしょうか。他の方法ではできないのでしょうか。レーザで加工すると何がメリットになるのでしょうか。レーザは高価な装置です。以上のことを十分に考える必要があります。
2)どうしたいか?
 あなたが必要なものは加工精度ですか、それとも加工速度ですか。もちろん両方満たせればそれにこしたことはありませんし、そのようにプロセスを開発することは重要です。しかし一般に加工速度と加工精度は両立しません。加工精度を上げようとすると加工速度が遅くなります。必要なものはどちらでしょう。どの程度までどちらを犠牲にできるでしょうか。
3)どこまで加工する必要がありますか?
 何が必要かを十分に考える必要があります。最低でもここまではクリヤーしなければならないという条件をはっきりさせる必要があります。
4)どこまで加工できれば十分ですか?
 何が不要なのかも重要です。不要な部分が増えるほど装置のイニシアルコストを下げることができます。この部品については最高でもここまでで十分という加工条件をはっきりさせる必要があります。

 主な内容は、第1章では,実際のレーザ加工機で作業を行うに当たっての基礎を網羅し、第2章~第5章は,レーザ加工として,「溶接」,「微細加工」,「焼入れ」,「合板の溝加工」の特徴,課題など、第6章は,レーザ加工を行う上で,高い品質確保の条件として,不可欠な「レーザ計測」、第7章では「レーザ加工の安全対策」について取り上げている。