建設機械の溶接事情

21/05/18

 建設機械は、いわゆる多品種少量生産で、しかも月ごとに生産量の変動が大きい。これは一般的に自動化が難しいとされる要素だが、建機業界における溶接工程の自動化率は高水準だ。完成車メーカー各社は自動化に適した製品設計に取り組むとともに、建機の生産に適した設備開発を進めてきた。同時に、溶接の大電流化・高溶着化を進めることで、ピーク時でもなるべく短納期対応できる生産ラインを構築してきた。近年はICT建機など、高付加価値化が進んだことでエンドユーザーの製品外観に対する要求が高まっており、さらなる低スパッタ化が求められている。大電流でも比較的スパッタが抑えられるマグ溶接が主流となる一方、なるべく高溶着かつ低コストで溶接するためにソリッドワイヤが多く選ばれる。
【第3386号】

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