老子製作所 銅と錫の溶接技術で鋳物製蒸留器開発

20/09/08

 ウイスキーやウォッカを製造するために必須となる蒸留器は、世界的に製造できるメーカーが少ない。特に国内では1社しかない独占状態にあるため製造が追いつかず、海外メーカーに依頼をしても数年待ちという状況。この状態を打開するべく、富山県高岡市で溶接や鋳造などを生業とする老子製作所は、GRN、富山県と共同で鋳物製蒸留器「ゼモン」を開発し、特許を取得した。同製品は鋳造で成形したボディ・足部分を溶接で接合している。ボディと足、溶接棒に使用されている原料は銅と錫の合金で、特殊材料のため、対応できる溶接士は少ない。同社が銅と錫の合金に対応することができたのは、日常的に製造している銅像や梵鐘の原料が銅と錫の合金であるためだ。
【第3353号】

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