溶接ニュース 2021年11月16日付、第3410号

21/11/16

■現代の名工、溶接関係はアーク溶接工の照井、野崎氏ら9人
厚生労働省は11月5日、現代の名工を発表。アーク溶接工として三菱重工業の照井和浩氏、山九八幡支店の野崎孝文氏が選ばれたほか、自動車板金工や配管工などとして溶接関係の仕事に携わる7人の技能者が選ばれた。この表彰制度は、卓越した技能者を表彰することで広く社会一般に技能尊重の気風を浸透させ、技能者の地位や技能水準の向上を図るとともに、青少年がその適性に応じ、誇りと希望を持って技能労働者となりその職業に精進する機運を高め、広く技能者の模範として将来を担う優秀な技能者の確保・育成を進め、優れた技能を次の世代に継承していくことを目的に毎年実施しているもの。今回は、金属溶接・溶断・めっき工、その他の金属加工等の職業部門、金属材料製造の職業部門、金属加工の職業部門など20職業部門から150人が現代の名工に選ばれた。
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■特集・鉄道車両の溶接技術
鉄道車両の製造に溶接・接合技術は欠かせない。構体(車体フレーム)にはステンレスやアルミが多く用いられ、ミグ溶接や抵抗スポット溶接のほか、ステンレスはレーザ溶接、アルミはFSW(摩擦攪拌接合)もよく用いられる。溶接速度にくわえて外観も重視されることが理由だ。台車には軟鋼や高張力鋼、耐候性鋼が用いられ、マグ溶接が多く適用される。車両の走行を支える重要な製品であり、溶接にも高い信頼性が求められる。

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■特集・関西非破壊検査業界
溶接の品質担保に欠かせない技術である非破壊検査。関西地区の検査会社は、石化プラントをはじめ、鉄鋼や土木橋梁関連を顧客とする割合が比較的高い。コロナ禍による仕事量への影響は、いずれの産業でも昨年度に近い傾向と見られる。特に上期は減速感が強く出たが、下期からは回復基調との声が聞かれた。
 昨年に続き情報交換の場が失われるなか、改めて業界の潮流を掴むことが求められる。今回、関西地区における各検査会社・関連団体の動向にスポットをあてた。
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■特集・北関東4県の溶接産業
建設機械、自動車などの輸出型産業をはじめ、プラント、製鉄など溶接が深くかかわる幅広い産業が集積する北関東4県(茨城・栃木・群馬・埼玉)は研究や物流のハブ拠点となる関連施設も多い。今年の夏には延期となっていた東京五輪も閉会し、再開発案件の本格化も期待されるほか、秋になり新型コロナウイルス感染症の感染拡大が沈静化し、緊急事態宣言も解除されるなど社会の動向に呼応するように徐々にながら溶接関連産業も平常に戻りつつある。

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