溶接ニュース 2021年10月26日付、第3408号

21/10/26

■日産自動車栃木工場 次世代ラインを公開
自動車は10月8日、同社が構築した「ニッサンインテリジェントファクトリー」を、国内ではじめて導入した栃木工場(栃木県上三川町)の生産ラインを公開した。「人とロボットの共生」をテーマに、溶接工程から、搬送、組付、検査とロボットを最大限に活用。次世代型工場として注目が高まる。同社の電気自動車「アリア」の生産ラインでのルーフのレーザブレージングやドアパネルの「ディンプル溶接」、溶接後のチリを自動で吸引する掃除ロボットを公開した。レーザブレージングを採用することで「直接溶接することでルーフモールが不要になり見栄えが向上した。空気抵抗の低減にもつながった」(日産自動車) またアリアはアルミ製のドアを採用。従来のスポット溶接に代わり「ディンプル」と呼ぶ細長い突起物をプレスで設けて溶接をする「ディンプル溶接」を開発した。
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■全国溶接技術本溶接協会は10月21日、延期としていた「第66回全国溶接技術競技会中部地区三重大会」(主催・日本溶接協会、中部地区溶接協会連絡会、三重県溶接協会)を2月19・20日の2日間、JFEエンジニアリング津製作所研修センター(三重県津市)で開催すると発表した。19日に選手・関係者の受付、競技会場の事前確認、20日に競技を行う。開会式はオンラインで開催する方向で現在、調整を行っている。日本溶接協会は、当初11月13・14日にポリテクセンター三重(四日市市)での大会開催として、これまで準備をしていたが、開催場所の三重県に「9月末まで緊急事態宣言が発出されていた影響が大きく」(日溶協)、開催を延期とすることを10月8日に決定、発表していた。競技会 2月19・20日開催
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■四国特集
瀬戸内海沿岸部に日本有数の造船所を擁するほか、各地にプラントをはじめとし、鉄骨・建設機械など数々の産業を有する四国地区。総務省の人口動態調査(2021年1月1日)によると、四国4県の人口は376万6866人で、前年から0・93パーセント減った。人口減少に歯止めがかからず、今後30年間で生産年齢人口が81万人減少すると予測されるなか、自動化・省力化や人材確保の取り組みが課題となっている。
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■特集・造船の現状と未来
国内の造船業は溶接技術の進化とともに発展を遂げ、高度経済成長期には建造量世界一を誇った。その後、中国・韓国の台頭におされ厳しい受注競争や工場の集約を強いられてきたが、次世代エネルギー時代を見据えた新造船の建造など新たな取り組みも見られる。造船業における溶接技術の現状や今後の展望を追った。

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