溶接ニュース 2021年9月14日付、第3402号

21/09/14

■国際化進む社内溶接競技会
グローバル企業として世界各地で溶接を手掛ける事業所では社内溶接競技会に世界各国から選りすぐりの溶接士が結集しオリンピックのようにハイレベルな国際大会となるケースもある。社内溶接競技会は、練習による溶接技術・技能の向上や互いに競い合うことによる向上心の動機付け、技能伝承の迅速化、社内のコミュニケーションの活発化などを目的としているが技能実習生の増加などで国際化が進んでいる。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■建機出荷額、前年度比15パーセント増
溶接自動化率70パーセントの工場がみられるなど、溶接ロボットの代表的な適用先の一つである建設機械。コロナ禍の影響を脱し、市場は急速に回復に向かっているようだ。日本建設機械工業会(建機工)は8月26日、今年度の建機需要の予測を発表。これによると、21年度の出荷額は前年度比15パーセント増の2兆2182億円を見込む。北米・欧州を中心とした海外需要が牽引役となり、新型コロナの影響による需要減から市場は大幅に回復。前回(2月時点)の予想である前年度比2パーセント増から上振れする見通しだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■溶接技能習得VRが最優秀賞
神鋼エンジニアリング&メンテナンス(神戸市灘区)とイマクリエイト(東京・港区)が共同提供するVR溶接トレーニングソリューション「ナップ溶接トレーニング」が溶接界のみならず、XR(VR、AR、MR)業界でも高い評価を得ている。同機は9月4日、国内XRの業界団体、XRコンソーシアム(藤井直敬代表理事)が主催するXR製品・作品のコンテスト「XRクリエイティブアワード2021」で、ゲーム、エンターテイメント、サイエンス、アートなど異業種の製品・作品が並ぶ中、見事、最優秀賞を獲得した。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
■特集・パイプ加工最前線
配管などパイプ加工における溶接では、溶接強度に加えて、内部の漏れを許さない優れた品質・信頼性が求められる。パイプ加工における品質を高度化および平準化するためパイプ自動溶接機のほか、切断やバーリング加工および開先加工の自動化・省力化が可能な加工機の導入を進める事業所も増えている。本特集では、設備の充実と溶接士の高度な技能を組み合わせることで品質の高度化と平準化を進め、付加価値の高い仕事の獲得を目指す溶接事業所に加えて、世界的メーカーの中核プラントにおいて生産力のパフォーマンス維持と安全に貢献する保全業務で実施される配管溶接の現場を取材。また、注目を集める高圧水素ステンレス鋼管の溶接といった最新技術の動向および、高品質なパイプ加工に貢献する優秀製品の紹介などパイプ加工の最前線を追った。

TOP画面へ

お勧めの書籍