溶接ニュース 2021年1月5日付、第3369号「2021新春特別号」

21/01/05

■重工大手、水素など新分野に活路・変化の基盤に溶接技術
 日本の重工大手は2021年、新分野開拓へ大きく舵を切る。ここ数年は世界的な航空機需要の高まりを追い風に航空機部品やエンジンの製造に注力してきたが、新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに状況は一変。航空機の需要がコロナ前に戻るには3、4年かかるとの見方が大勢を占めるなか、各社は従来にないスピード感をもって変化を遂げようとしている。その変化の後ろ盾となる基盤技術の一つが溶接である。
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■2021年新春特別座談会「コロナと共存する日本のものづくり・ニューノーマル時代の溶接界を展望」
 2020年5月、緊急事態宣言の解除以降、経済活動は正常化に向かいつつある。新型コロナウイルスとの共存が続くものの、人手や消費なども徐々に戻ってきた。回復スピードは自動車が順調な一方で、4?10月期の鉄骨推定需要量は前年同期に比べ15%減、造船は手持工事量がほぼ1年分の低水準で推移するなど、溶接材料出荷量の多い分野では厳しい状況が続く。行動や接触が制限される中で、経済活動を平時に戻すには、ニューノーマル(新常態)への適応力が問われることになる。21年の年頭にあたり、日本のものづくり、特に溶接界の現状と展望について語っていただいた。
座談会出席者(順不同)
粟飯原 周二氏(日本溶接協会会長、東京大学名誉教授)
古賀 信次氏 (日本溶接協会理事、川崎重工業技術開発本部フェロー)
中村 好男氏 (日本溶接協会理事、トヨタ自動車生産本部車両生技領域統括部長)
山岡 弘人氏 (日本溶接協会理事、IHI技術開発本部副本部長)
司会
久木田 裕(産報出版代表取締役社長)
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■現代の名工を訪ねて
 溶接関連で2020年度「現代の名工」を受賞した2氏を訪ね、溶接をはじめたきっかけからこれまでの道のり、後輩に伝えたいことなどを聞いた。登場するのは以下の2氏。
山内途章(やまうち・みちあき)氏 アーク溶接工(豊田自動織機)
遠山良宏(とおやま・よしひろ)氏 板金工(トヨタ自動車)
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■溶接現場の人手不足対策
 日本におけるものづくりの将来を考えるとき、大きな課題となっているのが人手不足である。特に、溶接技能は一朝一夕で身につくものではなく、一般に「一人前の溶接士に成長するには3年は必要」と言われている。そこで溶接現場を支える労働力として大きな期待が寄せられているのが、ロボットなどの各種自動化技術の導入のほか、女性や外国人の雇用である。溶接現場における人手不足への対応を追った。取り上げるテーマは以下の4つ
「溶接自動化の最前線」
「溶接女子」
「外国人人材」
「シニア世代」

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