溶接ニュース 2020年7月28日付、第3348号

20/07/28

■ビード検査に新たな動き・レーザセンサで判定
 自動化の波がビード検査にも広がっている。レーザセンサで良否を自動判定し、検査履歴を残す仕組みが主流だ。作業者の負担が減り、検査基準が統一され、トレーサビリティ(品質の追跡管理)が期待できるとして、導入を検討する製造現場が増えつつある。この波に合わせ、メーカー各社も判定ノウハウで競い合う。人手不足に加えてコロナ禍もあり、人の介在を極力減らす「製造現場自動化」の動きは今後も加速しそうだ。
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■丸山ステンレス工業、自社ブランドで社員に誇り
 熊本県山鹿市にある精密板金加工業者の丸山ステンレス工業(丸山良博社長)は自社ブランド製品としてステンレス製焚き火台「BonfireGrill(ボンファイヤーグリル)」を自社サイトhttps://stenflame.theshop.jp/で販売している。同製品はクラウドファンディングで目標金額の10倍以上の金額を達成するなど人気を集めている。丸山社長は「溶接やレーザ加工などを用いて誰が見てもカッコイイと思える自社ブランド製品をつくることで社員には技能や仕事に対する誇りを持って欲しい」とし、自社ブランドの立ち上げの成果に期待を寄せる。
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■初心者技能学習に溶接VR。神鋼EN&Mなど
 溶接技能の伝承が製造現場の課題になる中、神鋼エンジニアリング&メンテナンス(神戸市灘区、神鋼EN&M)は、熟練者の手元の動きを3Dモデルで再現することで、初心者が溶接技能を効率的に学習できるバーチャルリアリティ(VR)システムを開発した。VR事業を行う、イマクリエイト(東京・港区)との共同開発。今回のVRシステムでは溶接の熟練者の手元の動きを3Dモデルで再現。初心者がまねることで簡単に学習ができる。神鋼EN&Mでは、溶接実習におけるVR研修の現場実証を行い、実技以上の習熟効果を確認した。2020年度中に溶接VRトレーニングシステムとして販売を開始する予定。
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■地域特集・北海道
 新型コロナウイルス感染症の減少に伴い、道内では7月10日から5000人以下のイベント開催が可能な「ステップ3」に移行した。今後も感染拡大の兆しがなければ8月1日からすべてのイベントが開催できる「ステップ4」に移行する。感染対策を取りながら経済活動を再開する中、これまで進めてきた北海道新幹線延伸工事をはじめ、札幌市を中心とした新たな再開発事業などが今後の道内経済回復の原動力と期待されている。本紙では道内の溶接関連産業の現状についてユーザー、メーカー、ディーラーに取材活動を行い、同地域における今後の展望や取り組みなどを探った。

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