溶接ニュース 2020年7月7日付、第3345号

20/07/07

■菊川工業、高輪ゲートウェイ駅の溶接 和をテーマに
各種サービスロボットやデジタルサイネージの導入など、未来に向けた実験場として話題を集め、JR東日本京浜東北線・山手線の停車駅として今年3月に開業したばかりの高輪ゲートウェイ駅(東京・港区)。折り紙をイメージしたステンレス製の大屋根も高い注目を集めているが、その施工には、デザイン性の高い溶接・板金加工で高い実績を持つ菊川工業(東京都墨田区、宇津野嘉彦社長)が参画する。同社に水密性を確保するために建築現場でジョイント部を水密溶接(全周溶接)したという雨樋の溶接など、同駅舎のステンレス製大屋根の溶接施工について聞いた。
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■小貫金網製作所板金、特殊金網、レーザ加工の三拍子
「板金、特殊金網、レーザ加工の三拍子で仕事の幅を広げている」とするのは、小貫金網製作所(埼玉県川口市)の小貫好弘社長。同社は抵抗溶接を用いた理化学・工業用特殊金網の加工や販売に加えて、ティグ溶接やスポット溶接などを用いた板金加工やレーザ加工を手掛ける。「同社は板金加工、レーザ加工、特殊金網加工の3本柱で営業をしている。割合で言えば板金加工が5?6割の売上を占めているが、板金加工だけではなく90年以上金網に携わってきた特殊金網加工技術と25年ほど前から導入したレーザ加工技術の三拍子が揃っているからこそできる仕事の幅が広がる」と述べる。
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■ バーチャルで現場巡回、建設現場のネットワークシステム開発
竹中工務店は、建設現場をネットワーク化するIoT化ツールを開発した。天井への複数のカメラ設置などを通じて、複雑な建設現場内を巡回するように映像で確認することができるなど、現場内の一括管理が可能となる。同社が開発したプラットフォームは、「TSUNAGATE(ツナゲート)」。インターネット接続ができる分電盤を設置することで、カメラや照明、各種センサなど様々なIoT機器のコントロールが可能となる。
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■溶接女子、市原萌さん、溶接技能を生かしたフリーランスエンジニア
溶接業界でフリーランスエンジニアという言葉は耳馴染みが薄い。溶接士は決められた工房で溶接業務を行う職人というイメージが根強いこともあるが、溶接士は独立しても横の繋がりが少なく決められた業界から仕事を受注し続けている「1人親方」である場合も多い。溶接工房クリエイティブワークスで溶接加工を担当している市原萌氏は、インテリアメーカーから依頼があれば相手先の企業で溶接加工を行い、引き合いがあれば初心者向けの溶接ワークショップを開催する。活躍の幅を限定しない「溶接は楽しい」と発信するフリーランスの女性溶接士である市原氏を取材した。

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