溶接ニュース 2019年4月9日付、第3286号

19/04/09

●《トップニュース》
プラント保安分野でドローン活用

英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルや米シェブロン、仏トタル、英BPなど石油大手では、製油所の点検やパイプラインの監視業務にドローンの活用が進む。日本でもドローンの本格活用に向けた環境整備が急務であり、人手不足が続く産業界において救世主として期待が高まる。経済産業省は3月29日、消防庁、厚生労働省と連携し、溶接の代表的な適用分野であるプラント保安分野におけるドローンの安全な活用の促進に向け、プラント内でドローンを安全に運用するための「ガイドライン」と、国内外企業の先行事例を盛り込んだ「活用事例集」をとりまとめた。

消防庁、屋外貯蔵タンク検査の報告書公表
消防庁は3月29日、「屋外貯蔵タンクの検査技術の高度化に係る調査検討報告書」を公表した。報告書では、溶接線の部分的な補修工事については、溶接法や補修個所などをチェックして漏れ・変形のおそれがないことを確認することで代替することができるとの見解を示した。

竹中工務店、柱RC梁S接合工法を開発
竹中工務店は3月27日、梁段差・梁せい差にも容易に対応できる柱RC梁S接合工法を開発したと発表した。 新工法は、柱RC梁S架構において梁段差や梁せい差がある場合に、接合部に肉厚角形鋼管を配置することにより梁段差を吸収できる納まりとすることで様々な梁段差や梁せい差にも対応可能であり、接合部の簡略化も可能な構造合理的に優れる(特許出願済み)。この工法の採用により、接合部の製作工期を約25%削減するとともに品質の安定化を図ることができる。

溶接学会各賞 決まる 学会賞に南氏
溶接学会(篠?賢二会長)は溶接学会賞各賞ならびに、特定会員(特別員)を決定した(受賞者の社名・所属は決定日現在)。我が国の溶接に関する学術に顕著な功績があり、学会事業に多大の貢献をした者に授与する溶接学会賞は、南二三吉氏(大阪大学)が受賞した。学会事業と産業界における溶接技術の発展に顕著な功績を残した者に授与する功績賞は上山智之氏(ダイヘン)が受賞した。溶接の学術に関し優秀な業績を上げた者に授与する業績賞は、大沢直樹氏(大阪大学)が受賞した。17日に都内で開催する通常総会で表彰式を行う。

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