第2899号

11/03/22

●《トップニュース》
大震災、東北関東を直撃/溶接界も被害甚大、生産停止相次ぐ

3月11日にマグニュチュード9・0という国内では過去例のない巨大地震が三陸沖で発生し、東北および関東地方に大きな被害を与えた。溶接関連市場にも深刻な影響を及ぼし、追い打ちをかけるように東京電力福島第1原子力発電所も被災。事態は緊迫し東日本での電力供給能力が低下、企業の生産活動は大きく後退しようとしている。
●東日本の溶接協会/評価試験、競技会に影響
東日本大震災により、東北関東の溶接関連企業は活動がままならない状態に追い込まれている。最も深刻なのは被害の大きかった岩手・宮城・福島の東北3県で、各県溶接協会は相次いで技能者評価試験や検定試験の中止を決定した。茨城、東京など関東地区の溶接協会でも評価試験・競技会を中止するところがあり、溶接界には大きな痛手だ。
●原子炉解体、水中レーザ切断活用/出力10キロ・板厚50ミリ達成
放射能レベルの高い原子炉圧力容器などの安全な解体を進めるため、遠隔操作による水中レーザ切断技術に注目が集まっている。同技術は、放射能をしゃ断し切断で発生する粉じんを大気にまき散らすことのない水中環境で、原子炉圧力容器やその周辺機器など放射能レベルの高い機材の解体を可能にする。
地域特集●1都3県溶接関連市場の概況
首都圏(埼玉・千葉・東京・神奈川)は、千葉を中心とする鉄骨・橋梁、千葉・神奈川の造船、埼玉・神奈川の自動車、千葉・神奈川の建設機械や千葉の造管など、広範な分野の大手メーカーが立地する溶材需要のバランスが取れた地域と言える。京浜・京葉工業地帯には大型プラントが軒を連ね、定期修理に伴う需要も多い。

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