第2697号

07/01/02

●《トップニュース》
溶接日本一決まる、柳内・中前両選手が優勝/19年度大会は群馬県

平成18年度(第52回)「全国溶接技術競技会」の審査結果がこのほど明らかになり、最優秀賞(優勝)は被覆アーク溶接の部が柳内信吾選手(神奈川・石川島播磨重工業)、炭酸ガス半自動アーク溶接の部が中前成史選手(兵庫・三菱重工業神戸造船所)となった。神奈川県からの優勝は8回目で広島県と並び最多、兵庫県も6回目の優勝。
年頭所感●日本溶接協会・宮田隆司会長
日溶協・宮田隆司会長は、「公益法人のあり方が問われている昨今、当協会は公益社団法人の認定に向けた準備を進めていく。国際対応も強化し、アジア溶接連盟の具体的目標設定と進め方について検討し、協力関係をさらに強固なものにする」と年頭あいさつを述べた。
新春特別座談会●2007年溶接ソリューションを語る/ものづくりを支える基盤技術の現状と展望
【出席者】日本溶接協会会長・名古屋大学副総長=宮田隆司氏、溶接ニュース編集委員長・東京工業大学名誉教授=恩澤忠男氏、神戸製鋼所専務溶接カンパニープレジデント=藍田勲氏、日鉄住金溶接工業社長=平尾隆氏、ダイヘン取締役兼常務執行役員溶接メカトロカンパニープレジデント=清原裕次氏、松下溶接システム社長=正井耕一郎氏/2007年問題に端を発する人材確保、基盤技術継承と技術革新など溶接を取り巻く環境は激変している。業界トップに、溶接ソリューションをテーマに掲げながら、課題解決に向けた提案や展望を語ってもらった。
●2007年トピックス〈鉄骨編〉/上海世界金融センタープロジェクト、梁端破断防止の観点からの欠陥寸法と検査法
苦戦する土木分野を横目に、建築分野は昨年民間投資が好調で、今年も昨年を上回る需要が見込まれている。現在進行中の海外大型プロジェクト、盛んに議論されている鉄骨溶接部の話題などを集め検証した。
●2007年・年頭所感
溶接学会・中川幸也会長/日本溶接棒工業会・平尾隆会長/軽溶協・佐藤史郎会長/日本圧接協会・檜貝勇会長/HPI・小林英男会長/KHK・大角恒生会長/JIGA・田口博会長
2007年展望と課題●メーカー首脳に聞く、わが社の取り組み
神戸製鋼所溶接カンパニー・粕谷強営業部長/日鉄住金溶接工業・平尾隆社長/日本ウエルディング・ロッド・山崎達彦社長/JFE溶接棒・田中治社長/タセト・長谷川徹男社長/松下溶接システム・正井耕一郎社長/ダイヘン・清原裕次溶接メカトロカンパニープレジデント/三菱電機・大泉敏郎産業メカトロニクス事業部長/ナイス・足立辰三郎社長/安川電機・鬼頭正雄常務ロボット事業部長/電元社製作所・清水潤一社長/日立ビアエンジニアリング・鹿島孝之常務/ナストーア・井上勝二社長/トルンプ・ハルトムート・パネン社長/OBARA・春名邦芳社長/デンヨー興産・對馬勝社長/愛知産業・井上裕之社長/コマツエンジニアリング・成瀬俊久社長/小池酸素工業・小池哲夫社長/大陽日酸・柳田裕久パッケージガス事業部長/日酸TANAKA・井手興彦社長/コマツ産機・浅田剛司取締役板金KBU事業部長/マツモト機械・竹本政之社長/岩谷産業・宮川隆史専務/エア・ウォーター・齊藤毅陸常務執行役員ウェルデング事業部長/スノウチ・渡部康二専務/日本レヂボン・今立康一社長
●BRICs溶接最前線/ブラジル・ロシア・インド・中国の溶接関連市場の現状
経済発展が著しいブラジル・ロシア・インド・中国。現時点では4ヵ国トータルのGDP(国内総生産)は世界の10%弱に過ぎないが、2040年頃には先進7ヵ国を上回るとの試算もある。現在のBRICs4ヵ国の溶接を取り巻く現状をさまざまな角度から探ってみた/ブラジル=90年代後半以降は経済安定成長、ロシア=溶材需要推定年20万トン、インド=自動車産業の発展続く、中国=製造業は依然活発
アーク溶接体験記●日構専「特別教育講習」に本紙記者が参加
アーク溶接特別教育講習に本紙記者が参加し、溶接実技を体感した。午前の講義に続き午後から行った実技では、緊張しながら被覆アーク溶接を開始。悪戦苦闘しながらも次第に感覚をつかみ、実技終了時にはわずかながらも前進がみられた。それでも溶接の難しさを十分に感じ、一人前の溶接工への道のりは険しいと実感した。
新春訪問、現代の名工●小松製作所アーク溶接工・中忠博さん、JFEスチール冷間圧延工・多月信二さん、日立製作所自動電気溶接機運転士・生田目寿男さん、三菱電機電子機構部品組立工・和田修さん
中忠博さんは、入社以来一貫して建設機械の溶接に従事。この間、工法開発では13件の特許を取得し、溶接技能基本書の編さんなどで後進の指導にもあたってきた。多月信二さんは機械保全の知識・経験を生かし、黎明期のレーザ加工機導入に多大な貢献を果たしてきた。今では機械の名医の異名も持つ。生田目寿男さんは電子ビーム溶接の第一人者で、操作はもちろん販売にも携わってきた経歴を持つ。和田修さんははんだ付を極めた組立工で、量産化や教育でも尽力してきた経歴を持っている。

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