高所作業用ロボット開発 三菱重工

13/03/28

高所作業用ロボット開発 三菱重工
 三菱重工業は,福島第一原発での作業を想定し,高放射線環境など人が近づけない場所を移動し,伸縮梯子の先に搭載したロボットアームで高さ8mまでの高所作業ができる遠隔作業ロボット「MHI?Super Giraffe(MARS?C)」(スーパージラフ)を開発した。
 ロボットアーム部の搭載モジュールは,人の腕と同じような7つの関節を持ち,高い自由度と小型軽量性を確保。今後,他社との協業も含め,開発を検討。先端工具では既存のバルブ開閉向け以外に,溶接,ドリル,ハンド,漏洩検知などの各種用途向けなど,さらに高機能な遠隔作業ロボットの技術開発を進めていく方針。
 同機は,NEDOの「災害対応無人化システム研究開発プロジェクト」による委託を受け,東京電力の福島第一原子力発電所での作業を想定し,バルブ開閉,除染,漏洩検出・特定,切断などに対応できるように開発したもの。リチウムイオン二次電池を動力源として,標準的なコンピューターネットワーク規格のイーサネットを使った遠隔操作により,連続5時間の稼働が可能となったことなどが特徴として挙げられる。
 同機は,台車モジュール(移動機構),荷揚げモジュール(伸縮梯子機構),搭載モジュール(ロボットアーム部),エンドエフェクターモジュール(先端工具)の4つのモジュールで構成。台車モジュールは4輪駆動4輪操舵方式により,その場での回転や真横への移動が可能で,狭い場所での機動性に富み,高所作業時はアウトリガーを伸ばして安定性を向上。また,荷揚げモジュールには5段伸縮式を採用し,8mの高さで150kg以上の荷揚げ能力を発揮する。

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