全国競技会(三重大会)概要決まる、注目は新課題の攻略

21/07/06

 11月に開催する第?回全国溶接技術競技会中部地区三重大会(主催=日本溶接協会、中部地区溶接協会連絡会、三重県溶接協会、後援=三重県、四日市市、協賛=産報出版、以下「全国競技会」)の概要が固まった。11月13日に開会式と競技説明会を行い、翌?日に競技を行う。競技会場はポリテクセンター三重(四日市市)、開会式は都ホテル四日市(同)で開催する。新型コロナウイルス感染防止のために、大会期間中の会場入場者を登録制とし、来場者数を制限するなど感染防止対策を図り開催する方針だ。今大会は、競技課題を変更して初めての全国競技会となるだけに選手の取り組みに高い注目が集まる
日溶協はこのほど全国の日溶協指定機関に配布する「参加者への手引き」を作成した。
 競技は被覆アーク溶接と炭酸ガスアーク溶接の2部門、両種目とも6班に分けて行う。出場選手は各部門56選手、計112選手を予定。8月中旬を目途に代表選手の申請を指定機関を通じて受け付け、出場選手を確定する。
 今大会の大きな変更点が新たな競技課題。薄板は板厚4・5ミリ、立向上進、開先形状はI、V、レ型の任意、裏当て金無し、邪魔板あり。中板は板厚9ミリ、横向、開先形状はI、V、レ型の任意、裏当て金なし、邪魔板あり、初層のみ指定位置での溶接中断と申告を行う。競技時間は45分。前回大会までと比較した大きな変更点は薄板にも邪魔板が採用されたこと、中板の邪魔板の位置が変わり指定位置での溶接中断と申告が必要になったこと、競技時間が10分短縮されたことの3点。これにより競技の難易度が上がり、選手がどのように課題を攻略するのかに注目が集まる。
 選手の持ち込み品も一部変更となった。半自動溶接トーチの付属品(ノズル、チップ、オリフィス)は今大会から選手の必須持ち込み品となった。また老朽化していた作業台と固定具を刷新する。
 会場の入場者を制限する代替措置として、日溶協ではモニターカメラでの動画配信などで一般への周知を検討する。また競技後のすべての競技作品の外観写真を撮影し一定期間ホームページで公開をする。
 全国競技会両部門の最優秀賞者は会長賞、経済産業大臣賞が授与される。また厚生労働省が認定する「ものづくりマイスター」の電気溶接職種の認定要件に本大会の優秀賞以上の入賞者が追加された。
 全国大会の出場資格は各都道府県指定機関の推薦による者。昨年の全国競技会が中止となったことに加えて、コロナ禍の影響で今年度の地方大会開催を断念した指定機関もあることから、一部指定機関では前年度の大会優勝者をスライドさせて代表選手とするなどの対応を図っている。日溶協は全都道府県からの代表選手出場を目指す方針。

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