第51回 日本溶接協会賞決まる、功労賞は大城桂作氏(九州大学)

21/03/29

 日本溶接協会は2020年度第51回日本溶接協会賞受賞者を決定した。大城桂作氏(九州大学名誉教授=写真)が、協会事業に顕著な功労のあった者に授与する功労賞を受賞した。
 協会事業の振興・発展に主導的な立場で貢献した者に授与する業績賞は秋山哲也(九州工業大学)藤本公三(大阪大学)南二三吉(大阪大学)谷中幸司(日鉄パイプライン&エンジニアリング)の4氏を選んだ。
 功労賞の大城氏は1971年に九州大学 大学院工学研究科博士課程単位修得退学の後、同年4月九州大学工学部冶金学科講師、86年同教授を経て97年九州大学大学院工学研究科材料プロセス工学専攻教授、2004年同大学工学研究院長・工学府長・工学部長に就く。06年からは大分工業高等専門学校校長を務めた。
 日溶協事業では、理事、溶接管理技術者認証委員会委員長、J?ANB試験委員会委員長等を歴任。溶接管理技術者認証制度の国内外への振興と普及に尽力し、とりわけ日溶協が1999年に日本適合性認定協会から要員認証機関として認定後の、新しい溶接管理技術者認証制度の定着に尽力した。またアジア溶接連盟の発足とともに、東南アジアでの溶接管理技術者認証制度の導入に大きな役割を果たした。研究活動では金属材料、材料組織制御や鋳造、溶接分野などで数多くの研究成果を挙げ発展に貢献した。
 業績賞の秋山氏は、九州地区溶接技術検定委員会委員長を現在まで3期5年務め、九州地区における溶接技術の普及に尽力した。藤本氏はマイクロソルダリング教育委員会委員長3期6年、同要員評価委員会委員長を現在まで5期9年務めるなど、マイクロソルダリング技術の普及と向上に尽力した。南氏は化学機械溶接研究委員会委員長を現在まで8期15年務める他、溶接作業指導者運営委員会、出版委員会、溶接管理技術者評価委員会など多くの委員長を歴任した。谷中氏は機械部会部会長を4年にわたり務め、圧力容器・ボイラ・パイプラインに関する溶接技術の発展に尽力した。
 わが国の溶接業界の発展に貢献した者に授与する貢献賞は、荒川敬弘(CIW検査業協会)荒砥孝二(宮城県計量協会)大井健次(JFEスチール)小菅瞳(小菅熔接工業所社長)中島建夫(日本溶接協会技術アドバイザー)中西保正(元IHI)並河勉(鳥取県溶接協会前会長・山陰酸素工業前会長※故人)平岡和雄(大阪大学接合科学研究所)平野泰輔(平野鐵工所社長)町田浩(山口県溶接協会)屋良秀夫(沖縄県溶接協会)の11氏を選んだ。
 技術賞は本賞2件10人、開発奨励賞2件10人、注目発明賞1件5人、会長特別賞2氏を表彰する。功績賞は該当者なし(貢献賞各氏の業績と、技術賞、溶接注目発明賞、会長特別賞の受賞詳細は次号に掲載予定)
 なお授与式は6月9日に都内で開催する日溶協総会後に行う予定(新型コロナウイルス感染状況等により変更の可能性あり)

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