大林組、地下壁構築に溶接継手が貢献

19/12/24

新技術の適用に溶接技術が貢献している。大林組、JFEスチール、ジェコスはこのほど、3社共同開発による土留用鋼矢板と鉄筋コンクリートを一体化して地下壁を構築する新技術「J―WALL2工法」を香川県庁舎東館耐震改修工事に適用したと発表。同新技術を適用した工事の鋼矢板には、溶接継手が使われている。
 同工法は狭あいな場所において地下壁の構築を可能にする方法で、鋼矢板に鉄筋コンクリートとの定着用のCT形鋼および定着用鉄筋をあらかじめ取り付けたビートルパイルを仮設の土留め壁として利用する。同館では2階バルコニーにより上部で地下壁構築の際に制限を受ける部位があるがビートルパイルを3分割し、鋼矢板の突合せ溶接と一部の添接板にすみ肉溶接を施した継手を設けることでスムーズな施工が可能となった。
 一般的に鋼矢板の継手にはボルト接合も考えられるが、今回の場合、低騒音低振動型の圧入機を施工に用いる必要があり、施工機械の制約上、溶接継手を採用した。突合せ溶接に加えて、添接板の溶接で補強することにより、継手部分で構造的な耐力を低下させることなく地下壁を設計することが可能となる。

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