鉄骨建設業協会総会、「信頼される鉄骨」テーマに

19/06/06

鉄骨建設業協会(田中進会長=駒井ハルテック社長)は5月30日、東京・千代田区の同協会で第7回定時総会を開催した。再任した田中会長は「安定した鉄骨需要が想定されるなか、『誇れる、信頼される鉄骨』をテーマに活動を行う」と所信を述べた。
 総会では、2018年度事業・決算、19年度事業計画・予算などすべての議案を承認した。
 田中会長は「18年度の鉄骨需要量は508万tと17年度に比べ2.5%減となったものの、引き続き高い水準で推移した」と、6年続けて500万tを超えた堅調な鉄骨需要を総括。「ただ、18年度後半から需要の伸び悩みが感じられる。着工の遅れる案件もいくつかでてきたことで、工場稼働率への影響も心配される」と懸念材料を示した。
 今後の見通しについては「需要減少は一時的な調整局面と捉えている。今後計画される大型物件や消費増税前の駆け込み需要、大阪・関西万博関連施設など、堅調な需要は継続すると見られる」と話した。また、足元の課題として、高力ボルトに代表される資材の調達難に加え、技術者・技能者の不足を挙げ、「『信頼される鉄骨』をスローガンに、新しい技術や技能も取り入れ、働き方改革を推進しながら、人材の確保と育成に会員一丸となって取り組む」と語った。
 18年度事業に関しては、鉄骨工事の工程順守のために、ゼネコンや設計事務所に対して、契約時工期・工程の順守に加え、「製品搬入日程の早期確定」「車両搬入指定時間の厳守」を要望したと報告した。
 昨年11月には「鉄骨技術者教育センター」を全国鉄構工業協会など鉄骨関連団体と共同で設立。これまで複数の機関で行っていた鉄骨製作管理技術者、建築鉄骨検査技術者の資格認定を一元管理・運営し、合わせて技術者教育を行う。
 19年度事業は、1)鉄骨業界の地位向上と適切な鉄骨供給、2)生産性向上および働き方改革の推進、3)安全衛生活動と品質の確保――の3点を重点活動方針とする。鉄骨業界の地位向上では、契約条件や工程表の厳守と工程表の合意確認を推進し、円滑な鉄骨供給に取り組む。

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