トヨタのレーザ溶接に注目、レーザー学会講演会

19/01/31

レーザー学会(久間和生会長)は1月12?14日の3日間、東京・港区の東海大学高輪キャンパスで第39回学術講演会年次大会を開催。3件の特別講演3件、シンポジウム14件(106講演)、招待講演65件、一般講演196件、ポスター講演41件により、溶接・切断など加工技術をはじめ、画像技術、光通信技術、計測技術、医療技術など、最新のレーザ技術を紹介した。
 レーザ加工関係では、トヨタ自動車の谷中耕平氏がシンポジウム「加速する自動車・移動体へのレーザー応用」の中で「TNGAエンジンへのレーザー加工技術の適用」をテーマに講演。
 シリンダーヘッドに直接肉盛するというバルブシートへのレーザクラッド法の適用を紹介。同技術のポイントとして、半導体レーザと同軸ノズルによるツール回転型システムやビーム形状と粉末供給パラメータの最適化による品質確保、Cu?Fe系合金設計による耐摩耗性と耐割れ性の両立、NbC添加による耐摩耗性と被削性の両立??などについて説明した。この他、レーザ焼き入れの適用を紹介したほか、今後、適用が期待できるレーザ技術として金属3Dプリンターやブルーレーザをあげ、レーザ加工技術おさらなる可能性に期待を寄せた。講演終了後は参加者との活発な質疑応答も行われ、自動車製造分野におけるレーザ加工技術の適用の関心の高さを示すものとなった。

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