ダイヘン、三井金属と銅合金積層造形で提携

18/09/28

◇試作などのプロセスで納期短縮実現◇
 ダイヘンは9月12日、同社が開発した銅合金の積層造形技術について、三井金属鉱業と業務提携契約を締結したと発表した。これにより金属3Dプリンタの所有者に対し、ダイヘンが保有する銅合金3D積層造形技術の提供と、原材料となる高品質な銅合金粉末の安定供給が可能となる。試作などのプロセスで大幅な納期短縮が可能となり、航空宇宙や自動車、医療など幅広い分野における技術革新につながることが期待される。
 ダイヘンは2016年に、汎用金属3Dを用いた銅合金3D積層造形を可能とする技術を世界で初めて実現。従来の加工法では困難だった、中空構造や精密部材などの複雑な構造を可能とし、特許を取得した。高能率アーク溶接システム「D―Arc」の水冷トーチにも用いられており、最適な水冷経路を構築することで従来にない高冷却機能と軽量小型化を実現している。
 三井金属はこれまでにも銅の金属粉末や機能性酸化物粉末などを開発・製造販売しており、高い粉体制御技術を活用してダイヘンと共同開発を行い、同技術に用いる銅合金粉末の量産化を実現した。今回の業務提携により、三井金属は銅合金粉末の製造販売を実施するほか、同技術を利用する事業者から実施料回収を行う。またダイヘンは、三井金属製銅合金粉末の使用を推奨する。

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