群馬県学生溶接技術競技大会、国内最大の92人出場

12/02/01

 群馬県は1月25日、前橋市の県立前橋産業技術専門校で「平成23年度群馬県学生溶接技術競技大会」(共催=群馬県溶接協会)を開催した。
 国内最大規模を誇る同大会には、高校生対象の基礎競技課題(被覆アーク・半自動アーク溶接部門)に65人、専門校生など対象の専門競技課題(被覆アーク・半自動アーク・TIG溶接部門)に27人の計92人が出場。会場は寒風を吹き飛ばす熱気に包まれた。競技結果は、外観・曲げ試験による審査を経て2月17日に表彰式を開催する。
 「ものづくり立県ぐんま」を標榜する同県では、県内の溶接技術を学ぶ若年者を対象に将来県産業界の担い手となる優れた技術者育成を目的に掲げ、02年度から大会を主催している。05年度からは高校生も参加し、今回で第10回の節目の大会となった。
 従来、個人部門は各競技課題の上位入賞者(1?3位)、団体部門は専門校生などを対象(全溶接部門の集計で団体優勝)に表彰しているが、今回は第10回を記念して団体部門に高校生対象(溶接部門ごとに団体優勝)を新設した。基礎競技課題・被覆アーク溶接部門で優秀な成績を収めた高校生のうち2人を「第3回関東甲信越高校生溶接コンクール」(4月21日、神鋼溶接サービス=藤沢市)に推薦する。
 基礎課題(競技時間25分)は、被覆アークがN―1F、半自動アークがSNー1Fで競技時間25分。専門課題(同50分)は被覆アークがNー2V・Nー1F、半自動アークがSNー2V・SNー1F、TIGはステンレス鋼とアルミニウム合金の各板厚3ミリ・下向・裏当て金なしとそれぞれJIS検定を基に企画した課題で技能を競った。
 高校生の競技課題は、関東甲信越コンクールをはじめ全国的に中板の採用が多い中で、群馬県大会では薄板を課題に採用しているのが特徴的。苦戦してビードに穴のあいた課題がある一方、過去に好成績を上げる高校からは他校の生徒や関係者が凝視するほどの出来栄えも見られた。

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