大陽日酸、家庭用バイオガス精製装置開発、都市ガス12A相当

10/03/15

 大陽日酸は、一般家庭燃料向けのバイオガス精製装置を開発し、実用化に乗り出す。このほど、山鹿都市ガス(山鹿市)などが取り組んでいる実証モデル事業「バイオガスの精製・輸送・貯蔵技術を用いた家庭向けの精製メタンガス供給モデル事業」向けに同装置を納入し、実用に耐えうる性能を持つことを確認した。
 開発したバイオガス精製装置は、山鹿市バイオマスセンターで性能評価を実施。農業廃棄物を原料とするメタン発酵処理プラントから発生するメタンガスと炭酸ガスの混合ガスを精製し、都市ガス12アンペア相当の燃料ガスに転換することに成功した。
 装置はPSA(圧縮分離吸着)方式を採用。特殊活性炭を充填した吸着塔で炭酸ガスを分離し、高濃度のメタンガスを得る仕組みとなっている。低コスト化やコンパクト化も実現しており、長時間の連続運転も行える。
 バイオガスの活用は、地球温暖化防止の一環として注目を集めており、需要拡大も見込まれている。大陽日酸は精製装置のさらなる高機能化を図るとともに、需要開拓にも力を入れる方針だ。

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