第1456号

21/11/20

●《トップニュース》電力中央研究所第16回PD試験委員会を開催 
電力中央研究所・PDセンターは10月25日、電力中央研究所内(東京・千代田区)でオンライン会議を併用するハイブリット方式で「第16回PD試験委員会」(高木敏行委員長・東北大学)を開催した。冒頭で高木委員長は「昨年は新型コロナウイルス感染症の影響により、完全なオンライン方式での試験委員会の開催であったが、秋に入り国内の新規感染者の大きく減少し、オンライン会議を併用したハイブリット方式ながら対面での委員会が2年ぶりに開催できたことを嬉しく思う。開催にあたって協力感謝したい」と述べた。その上で「PWR方式の原子力発電所の再稼働に向けての動きが進行し、PDセンターやPD資格の認証制度についての信頼および、重要性はなお一層、認知されている。一方で、BWR方式の原子力発電所の再稼働が進んでおらず、PD資格を活用する機会が少ないという課題もある。今後の制度運用の拡充や継続性の確保に向けて活発な議論をしてもらいたい」と述べた。
香川高専「香川鋼橋高等専門学校」特別開講
香川高等専門学校(香川県高松市)、日本非破壊検査工業会らは10月20日、「香川鋼橋高等専門学校」と題した橋梁メンテナンスの特別体験プログラムを開講し、同校の建設環境工学科3年生の40人が受講した。同プログラムは橋梁業界で働くプロが講師となり、学生が実際の橋梁メンテナンス業務で行われている非破壊検査による亀裂の検出やバキュームブラストによる鉄板表面のサビ取り、トルクレンチによる高力ボルト締めによる鋼部材の接合などを実習方式で体験できる1日限りの特別講座。非破壊検査の実習では橋梁における疲労亀裂のメカニズムや構造物の疲労亀裂を早期発見することの重要性などについて説明を受けた後、学生たちは浸透探傷試験用(PT)の装置を使って、試験材に探傷剤を散布し、暗部でブラックライトを照射することで初期段階の疲労亀裂の発生個所を検出する業務を体験した。参加したある学生が「シンプルな手法ながら、非破壊できずと欠陥を細部まで可視化しており驚いた」と語るなど実習を通して非破壊検査の奥深さを実感したようだ。また空き時間などには車両型の鉄筋探査機を用いて校舎内の柱などで鉄筋探査も行われていた。
2021JSNDI秋季講演大会開催
日本非破壊検査協会(JSNDI、阪上隆英会長)は11月10―11日、オンライン(ZOOM)形式で2021年度秋季講演大会を開催した。全国の学識関係者をはじめとして産業界の非破壊検査関係者の約160人がオンラインで参加。同大会は北海道機械工業会と実行委員会が主導となり、道立道民活動センター(札幌市中央区)での開催を予定していたがコロナ禍の影響によりオンライン形式で実施する運びとなった。初日の講演大会に先立ち、中村毅実行委員会委員長(日本製鋼M&E)は、「カーボンニュートラル社会の実現という大きな変革が求められるなか、非破壊検査も社会の動きに対応するような新技術の開発や研究を進んでいる。同大会では59の講演が行われ、カーボンニュートラル社会の実現に貢献するような非破壊検査技術も紹介される。講演者と聴講者同士が活発に意見交換することで技術がより一層進歩していくことに期待したい」と述べた
探傷器持ち込み講習会、オリンパス、福岡地区で初開催
日本非破壊検査協会(JSNDI)のJISZ2305の超音波探傷試験は従来、同協会仕様のR・Gタイプの探傷器に限定されていたが、今年の春よりあらかじめ指定された機種の持ち込みが可能となった。非破壊検査機器の販売を手掛けるオリンパスでは持ち込み可能な同社製品「EPOCH650」のレベル2試験対策講習会が11月8日―10日に福岡市中央区にある同社の福岡支店で開催された。福岡地区での開催は初。

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