第1440号

21/03/20

●あんしん協、ドローンをテーマに勉強会
日本社会基盤安全技術振興協会(あんしん協、長岡康之代表理事)は3月8日、川崎市産業振興会館で『ニーズ・シーズの掘り起こし-ドローンを使った調査・点検-』をテーマとした「第6回あんしん協勉強会」を開催。現在、社会的に関心を集めるテーマを反映し、当日会場には57人が参加した。開会に先だって長岡代表理事は、「これまで橋やトンネルの点検で原則としていた近接目視は負担が大きく、最近ではドローンなどの新技術が台頭してきたため、国土交通省は点検要領を改正。技術者が近接目視と同等の情報が得られると判断した方法で点検してもよいと定めた。ドローンのさらなる活用が高まっている」と挨拶した。
日本溶接協会AN委員会、30周年に向けて活動を展開
日本溶接協会非破壊試験技術実用化研究(AN)委員会(横田和重委員長)は3月9日、東京・千代田区の溶接会館で2020年度第3回本委員会を開催した。委員会はリモート会議システムを併用して実施した。横田委員長の挨拶に続き議事に入った。21年度事業計画は、D-RT(デジタルラジオグラフィ)の実用化、規格推進・普及に向けた活動を継続する。主な事業計画は次の通り。1.D-RT技術の実用化のための検討2.JISZ3110溶接継手のD-RTの推進3.講習会によるD-RT、F-RT技術の普及4.D-RT試験研究成果の国際会議、ISO、JISの調査検討5.非破壊試験に関する諸規格の制定・改正についての関連学協会との連携6.フィルムデジタイジング技術の検討と規格化--など。
JFEスチール、厚板の自動UTロボット開発
JFEスチールは3月2日、厚板自走式超音波探傷ロボットを世界で初めて開発したと発表。同ロボットを厚板オフライン探傷プロセスに導入し、従来の手動探傷作業を自動化することで、検査の信頼性と作業効率のさらなる向上を実現したという。鉄鋼製品の品質向上は重要な課題であり、欠陥のない製品を客に提供するため、同社は様々な検査装置の開発・導入に取り組んできた。その中で厚板内部の超音波探傷検査(UT)には、従来からオンライン自動探傷を適用してきた。一方で、板厚等の制約から、熟練者によるオフライン手動探傷も一部で適用してきたが、人手では、鋼板上で検査機器を動かす精度、検査結果を記録する正確性、および作業能率に限界があるため、検査信頼性と作業効率のさらなる向上が課題となっていた。
検査技術研究所「NS+システム」、プラント検査にも応用
検査技術研究所(川崎市川崎区・岡賢治社長)は超音波探触子の専門メーカーとしての知見を活かし、新たな検査システムの開発にも携わっており、2019年からNS検査(愛知県半田市・新美久仁彦社長)と共同開発した支柱路面境界部の腐食部検査装置である「NS+システム」を発売している。同システムはコンクリート路面の掘削を行わずに埋没した支柱の板厚検査および腐食部の検査を非破壊検査で実施可能で道路標識柱や照明柱などの道路付属物のインフラ点検において多くの現場で活用されている。そして、今後の展開として同システムを石油・化学精製などのプラントにおける配管の板厚測定や腐食部検査に応用することを視野に入れているという。

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